なぜ今、アトツギD2Cがアツいのか
このnoteはこんな方向けです。
・D2Cが好きな人
・アトツギを応援したい人
・兼業をしたいけど、どう始めればいいかわからない人
・家業の未来が心配なアトツギ
・家業に入るつもりはないが、何か手伝いたい親族
・コロナ禍で自分のすべき仕事を考え直している人
はじめに
はじめまして。
今月、老舗アパレルメーカーの4代目、深井喜翔(きしょう)です。
大阪にある家業のフタバグループは、ちょうど今月、75期目に入りました。
私は現在29歳で、大手企業、アトツギ、ベンチャー、という3つの企業形態を経験してきました。
成人式の時に、家業を支え続けた祖父と祖母と
この75期には、曾祖父、祖父、祖母、父、親族、皆が一致団結して、
バブル崩壊もリーマンショックの乗り越えてきました。
そんな私たちフタバグループが、
新たな危機である新型コロナとどのように向き合い、
乗り越えようとしているのか。
その事例を通して、タイトルにある『なぜ今、アトツギD2Cがアツいのか』をお伝えします。
皆さん!今兼業・転職するならアトツギD2Cがおススメです!
フタバグループが取り組んだ2つのアトツギD2C
フタバグループには、
アパレル・レジャーという2つの既存事業が存在していました。
そこから2つの新規事業、アトツギD2Cが生まれます。
従兄弟が運営するマスク事業と、
私が運営するカポック事業です。
マスク事業(TAKUMIBA)とは・・・
今となっては、ほとんどのアパレル企業が洗えるマスク事業を展開しておりますが、
TAKUMIBAはマスク不足になった直後、3月6日のリリースから大ヒットし現在では累計200万枚を超えました。
さらに、数百人しかいなかったインスタグラムのフォロワーはリリースから1週間経たずに1万人を超えました。
さらに、マスクがありふれた現在では、
3Dで顔の形を計測し、カスタムオーダーマスク事業も広げています。
KAPOK KNOT(カポックノット)とは・・・
カポックノットとは、[Farm to Fashion]をコンセプトに掲げる、
人にも地球にも優しい木の実由来のファッションブランドです。
2019年10月にMakuakeでのデビュー以来、
2回のクラウドファンディングで3000万円以上の支援をいただきました。
デビューから2度での3000万円突破は、日本のアパレルメーカー史上初です。(私調べ)
アトツギD2C番外編)木村石鹸さんの超面白い事例
大阪の木村石鹸さんの事例も秀逸です。
「年収半分、ワクワク2倍、失敗も成功も全部自分に返ってくるの最高」というタイトルに恥じない、
とても面白い内容になっています。
TAKUMIBAとKAPOK KNOTの取り組みは、
多くのメディアに取り上げていただき、
全キー局、有名雑誌(VOGUE/WWD/ELLEなど)、新聞、ネットニュース、
などで連日話題にしていただいています。
もちろん、我々はまだ本当に小さな地方の中小企業です。
ですので、偉そうに語れるほどの実績はありません。
ですが、少しでも皆さんがアトツギD2Cに関わるようなキッカケが出来れば、と思い、
ここからは多くの方から応援していただいている要因を分析してみたいと思います。
要因①:新型コロナが生みだした隙間
感染症の拡大により、リモートワークが浸透しました。
「ミーティングの移動時間がなくなり、余計に忙しくなった」という方もいますが、
一般論でいえば、都会の大手の企業に勤める優秀な若手の通勤時間が空きました。
平均でいえば、1日1.5時間、月でいうと30時間程度の隙間が生まれました。
その時間を有効に活用したい人が山ほどいます。
そんな方向けに下記のような、「ふるさと兼業」というプラットフォームもあります。
本当にびっくりするくらい超優秀な副業メンバーに加入していただき、
フタバグループ第3のD2Cブランド『CULPLAND』も仕込み中です。
(ロックダウン中のイギリスからリモートで参加してくれているメンバーもいます)
なんと、1月23日にテレビショッピングでのデビューが決まっています!
要因②:使い倒そう! D2Cにおける3種の神器
フタバグループでは、D2Cで商品を広めるにあたって、
主に3つのツールを使い倒しました。
たとえ、優れたコンセプトやプロダクトがあったとしても、
それを伝えるツールなくしてD2Cは成り立ちません。
ただ、そのツールはこのnoteを読んでいるような方であれば、
全く難しいものではありません。
その3種の神器とは、note / Instagram / BASE です。
ぶっちゃけていいますと、
地方の中小企業からすれば、3つとも全く親しみがありません笑
もしここまで読んで「アトツギD2Cブランド手伝いたい!」
と思った方が、3種の神器に普段から親しみがあれば、
それだけで大きな武器になります。
是非応募してみましょう。
要因③:「やる理由」が明確なアトツギ
私たちアトツギには逃げ場がありません。
アトツギでありながら、「上手くいかなかったら、転職しよう」という考えの人は、未だお会いしたことがありません。
フタバグループの場合、ありがたいことに、
34歳の従兄弟と、29歳の私の二人がそれぞれアトツギD2Cを責任者として、
進めています。
それぞれが逃げ場がない状態でやるからこそ、
「なぜあなたがその事業をやるの?」という問いに、
アトツギという明らかなアドバンテージが一つあります。
また、デジタル起点のD2Cブランドと違い、
アトツギD2Cは家業というアセットを良くも悪くも使わなければなりません。
その家業という枠の中でやり抜くからこそ、
熱量を最大限保ったままお客さんに届けることができます。
だからこそ応援していただけるのだと思います。
このコロナ禍で、改めて「消費は投票だ」ということが浮き彫りになり、
応援していただけるブランドか否かが、特に重要な時代になりました。
終わりに
今回はアトツギD2Cというテーマで、書いてみました。
本当に僭越ながら、私のような地方の若輩アトツギにも、
大学の登壇や、大手のクラウドファンディング相談をいただくようになりました。
つまり、少しでも多くの方に、私が経験したことを還元することは価値があると考えこのnoteを書きました。
このnoteを通じて、「アトツギD2Cええやん!」と思っていただけたら、幸いです。
と、ここまで書いて気づきましたが、出口を作ることを忘れていました。
おまけ:アトツギD2Cマッチングプラットフォーム構想
もしこのnoteが奇跡的に広がった場合、
プラットフォームを作りたいなと思っています。
プラットフォームの目的
・アトツギと共にD2Cを立ち上げたい兼業メンバーとのマッチング
・D2Cブランドの情報交換
・その他これから考える面白そうなこと
アトツギD2Cを、ともに深堀りしてみたい同志の方、
是非シェア拡散ご協力ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?