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2024年4月オープン社内報 ~インドネシア出張~
はじめに
GWも残すところ最終日だけ。皆さんはいかが過ごされただろうか。
KAPOK JAPANは昨年は店舗運営で忙しく、私も店舗イベント休むにも気持ちは休み切れなかったのだが、今年は店舗移転もありGWはじっくり考えることに時間を使えた。
と、考えるだけでなくアウトプットをするためにも、今回、オープン社内報というのを始めてみる。
社内に共有しているコンテンツをせっかくならオープンにしていくことで、苦しいことも、楽しいことも、綺麗なモノだけでは成し遂げられない事業のリアルを、少しでもお伝えするために。
そんな記念すべき初回、共有するのは何と言ってもインドネシア出張。
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今回の視察では、インドネシア首都ジャカルタのある、ジャワ島内で7都市を移動する。日程は、4月16日から24日の6泊8日で7都市。
ジャカルタ・ボゴールの西部から入り、東部のスラバヤからマランへ。さらに中部古都でもあるジョグジャカルタからスラカルタ、さらに西部に戻りジャカルタからバンドンという、ジャワ島を西から東まで都市を行く。
余談だが、早稲田大学の入山教授が講演でよく口にされる言葉に「イノベーションは移動距離に比例する」というものがある。
やはり現地を沢山見て、直接感じたものをアウトプットしていくことで価値が生まれてくるものだ。
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ちなみに東の端の都市がバニュワンギで農園がある。
その目の前はバリ島であるが、KAPOK JAPANとしては未だ行ったことがない
話は戻って今回の視察について。今回はラマダン明け、早々の日程である。
ラマダンとはいわゆる断食期間で、日中は食事どころか水も取らない。イスラム教徒がほとんどを占めるインドネシアでは、つまり、そのままラマダン期間が正月のようなもので仕事は休みだ。
約30日のラマダン期間中は、仕事がストップするため、その期間が終わって早々の訪問となったが、現地の人たちは快く受け入れてくれた。
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カメラを向けるとこちらにピースをしてくれるお茶目さも
そんな今回、2024年初のインドネシア出張を経ての記録を記していく
今回の出張の目的
①新商品開発
②カポックジャパン自社工場設立の可能性模索
①新商品開発
オンラインの打ち合わせでは非常に難航していたが、現地に行き実際の作業風景を見ることで、ボトルネックになっている部分が見えてきた。
新商材はこれからKAPOK KNOTブランドの春夏の軸を担い、季節労働者となっている現地の農家の人たちに通年で仕事を発注できる、そんな期待に溢れた新商材だ。なんとしてでもカタチにして、KAPOK KNOTらしい機能デザインサステナブル、3拍子揃った商品を開発していく。
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②カポックジャパン自社工場設立の可能性模索
こちらは非常に価値の源泉となり得るポテンシャルを感じた。私たちの提携する農園では、現在農園が有効活用されていないスペースがある。
※ここでは、秘密情報もあるのであまり詳しくは書けないが、農園には課題が沢山ある。
この課題を解決し、農家の方も、日本の生地・縫製の方も、消費者も、地球環境にも、ポジティブな影響を与える価値の源泉は、自社工場設立にありそうだ。
今月商談をした某ラグジュアリーブランドとの話からも感じた課題感は、新しい自社工場と労働環境改善によって、大きく進歩する可能性がある。
現地法人を作るというのは非常に難度の高い事業ではあるが、このプロジェクトを3年以内にやり切り、KAPOK JAPANの価値の源泉としていきたい。
R&Dとしても、PRとしても素晴らしい軸になると確信をした。
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出張時に心がけていたこと
・1回の海外出張で1000万円の売上を作ること
これは株主であるマザーハウス山崎さんに1年ほど前に言われて心に残っている言葉。ともすれば、海外出張は社会科見学になってしまいがち。しっかりと出張をする以上、売上に紐づけることを意識して出張に行くことが大事だ。この1000万は、この夏出す新商材で売上を作りきる。
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・意思決定者に、自分の言葉でビジョンを伝えること
インドネシアはファミリービジネスが非常に多い。そんな中で、直接カポックという素材とその可能性について説き、自分たちのビジョンを伝えることが出来れば、パートナー企業となってくれる可能性は大いにある。
私の英語はかなり拙いが、お互い母国語でない中、必死に伝えようとすることで、確実に相手の心を動かせると信じている。
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最後に
今回の視察で大きく課題とチャレンジすべきことが見えてきた。
マテリアル事業とブランド事業の両輪で突き抜けていき、世界の繊維の中心をもう一度日本へ、そんな夢に繋がっていく、そんな視察となった。
今回で4度目となったインドネシア訪問だったが、ようやく慣れてきたのか体調を崩すことなく、現地の観光も少しだけ出来た。
いつかは皆さんをご案内する、カポックノットツアーも提供していきたい。
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