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ブランド初の常設店に込めた想い ~渋谷MIYASHITA PARK店~

こんにちは!
カポックノット代表の深井喜翔です。

ついに、、、なんと、、、
私たちカポックノットは、
常設店を渋谷 MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)にてオープンすることになりました!

カポックノット MIYASHITA PARK STOREのイメージ

この店舗は9月17日にグランドオープンを迎えます。

※ご予約リンクはこちら↓

カポックノットって何?このnote書いてる深井喜翔ってだれ?
という方は一度こちらのnoteをご覧いただければと思います。

ブランドデビューの2019年10月から約3年。
なんと渋谷、しかもMIYASHITA PARKという新しいカルチャーが生まれる場所で、
店を構えることになった私たち。
それはとても順調にステップを進めているように見えますが、
非常に多くの困難を乗り越えてここまで来ました。
その軌跡を一部皆様に共有して行ければと思います。

初の出店は3か月限定!解体予定の寿司屋の二階

初めて私たちが店を出したのは、
感染症が猛威を奮っている、2021年1月でした。
場所は、東の繊維の街、日本橋。
今回のように商業施設に入ることなど、頭にも浮かばない私たち。
最初に選んだ場所は、解体予定のお寿司屋さんの二階でした。
私はこの地に昔から縁があったわけではありませんでしたが、知人がこの街の再開発を担っているという話を聞き、興味を持ちました。
大阪のアパレルアトツギである私が、東の繊維の街日本橋に興味を持ったのは自然の流れだったのかもしれません。

初出店した時の打ち合わせの様子

店舗の営業は「まずは試しに…」と思い、試験的なスタイルにしました。
それは『 予約制、1日7組限定、週末営業のみ 』
こんな営業スタイルのアパレル店がこれまであったでしょうか?

しかし、これは結果的に功を奏しました。
コロナ禍でもあり、予約制に限った方がお客様が安心であること、
さらに、カポックという新たな素材やブランドの想いを伝えるには、
一般的なアパレル店舗の作りでは伝わらない。
「モノづくりの背景、今の社会課題、さらにはこれからの解決策の一つとしてのカポックノット」この一貫したストーリーを丁寧に伝えるための店のレイアウトや体験設計に注力しました。

2021年1月当時のショールーム

そういった状況を顧みて、予約制の店舗としたところ、
メディア露出の反響もあり常に予約で満杯という想像以上の結果を得られました。

オープンした直後に取材いただいた内容

とはいえ、本来であれば、オープンしたのは冬真っただ中の2021年1月。
もう少しコートを買う時期は早いはずなので、もっと早い10月頃にはオープンしたかった。
しかし、実績もない私たちがいきなり商業施設で店を構えるリスクを取ることは出来ません。
そこで街の再開発などで遊休不動産となった物件を活かした、
そんな場所を探していました。
そんな中たまたま知人の話で、今回の日本橋の寿司屋の二階が最初の出店となりました。

2021年3月撤退時の写真

2度目の出店は6か月限定!場所は、元宅配便の集積所

2度目の出店は、2021年10月~2022年3月迄のこれまた期限付きの店舗でした。
こちらの店舗も遊休不動産。
元々は宅配便の集積所だった場所なのですが、第一号の出店場所から徒歩1分。
慣れてきた日本橋という土地で、去年からやりたかった秋が始まる10月からのオープンということが叶いました!

2021年10月にオープンした新ショールーム

日本橋という街に魅了された私は、その理由を考えました。
この理由は、言語化することは非常に難しい感覚的な部分が大きいのですが、あえて少し言葉にするのであれば、
「古い歴史あるものと、新しい私たちのようなものを、両方受け入れる、そんな器の大きな街」なのだと思います。
新しい商業施設と同時に少し足を延ばせば創業100年以上の老舗の店舗が両立する、そんな街の雰囲気に私は惹かれていきました。

日本橋という街の魅力については、長くなってしまうので、また別でお伝えするとして、店舗の話に戻りましょう。
2度目に作った店舗でも前回に引き続き、
『 予約制、組数限定、週末営業のみ 』
というスタイルを貫きました。
おかげさまで、予約枠は常に満杯で泣く泣くご来店できない方もいらっしゃるほど好評いただきました。
この中で、様々な声をいただきました。
そんな声の一つ一つが今回のMIYASHITA PARK出店に実は大きく影響しています。

ポジティブな意見
「予約制で1組に1人付く接客スタイルはとてもいいね」
「サステナブルと日本橋という街はあっている」
「素材に触れるってとても素敵な体験ですね!」

ネガティブな意見
「アパレル店舗で予約は敷居がたかい」
「東京の東側にあまり行かないから、西側にも店舗が欲しい」

こういったご意見を元に、2022年3月のショールームがクローズした段階で私たちは再度出店戦略を考えました。
時代はどんどんオンラインでの購入を支援していて、今では20%以上の服がオンラインで買われている。
そんな中、私たちは出店を目指すのか、オンラインでの販売を目指すのか、
ブランドの分岐点に立っていました。

「効率」という言葉だけを考えれば、オンラインショッピングモールに出店し、販売をすればいいのかもしれない。
しかし、これまで店舗に来てくれた一人一人の方の笑顔や意見、一つ一つと向き合うと、私たちが伝えるべき場所はオンラインではなく、店舗だと確信し、常設店を構える決意をしました。

この決意が今回の渋谷という場所に繋がります。

3度目、そして舞台を渋谷へ移し、常設店へ

カポックノットは渋谷という街で、常設店へのチャレンジを行います。
日本橋から渋谷という、これまでのアパレルブランドにはありえなさそうな出店戦略。
その背景にはこれまでお伝えした1度目、2度目の出店ストーリーがありました。

1度目、2度目の店舗で好評だった、「予約制・一組に一人の接客」というスタイルも一部残しながら、たまたま通りかかった人にも対応するお店です。

ファッションの街、渋谷という街でカポックノットは、これから新たな挑戦を行います。
ラグジュアリーとストリート、歴史あるブランドと新しいカルチャーを生み出すブランド、そういったブランドが共存するMIYASHITA PARK。
その場所は、"Blur the line"をリブランディング後のコンセプトにしている私たちにとってもピッタリでした。

、、、と、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、カポックノットはリブランディングを行っています。
ブランドビジョン、ビジュアルイメージ、ブランドカラーそういったものを一つ一つ見直し、「グローバルに通用するラグジュアリーとサステナブルを両立するブランド」を目指します。

9月に発表した中期ビジョン

この挑戦は渋谷ミヤシタパークにて再始動します。
私たちはまだ何も成し得ていませんし、これからの挑戦にはこれを読んでくださっている皆さんの応援が不可欠です。
まだ何もない施工前の店舗から、是非グローバルに通じるブランドへの成長を共に歩んでください。

施工前の何もない店舗の様子

それではMIYASHITA PARKにてお会いしましょう!

最後に

最後になりましたが、
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