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ギャンブル依存と共依存。そして、今。

借金が発覚するたびに大きな喧嘩を繰り返してきました。それも小さな長女の前で。
怒りで物に当たり、娘のおもちゃを壊したこともあります。
今は子どもの前で夫婦喧嘩を見せることも虐待にあたります。今ならば通報は間違いなくされていたでしょう。

彼の借金は合計300万を超えてました。

私もお金がつき、旦那の家族に相談しました。もちろん家族からも旦那は叱られ殴られ、、、。

繰り返す借金、、、離婚ももちろん考えました。しかし、旦那は娘を溺愛し、娘もまた、旦那が大好きでした。そんな娘からお父さんを奪っちゃいけない。
なんとか旦那を更生させたい。
そんな思いで人に相談したり、ネット検索したりしました。

そんな時、ギャンブル依存かもしれない、、、そんなことが脳裏に浮かび、ネット検索して、旦那にネットに出ていた依存症テストをしてもらいました。
結果、簡単なテストでもギャンブル依存症だとでたのです。

ネットでギャンブル依存について調べに調べました。調べるにつれ、私は闇に落ちていきました。
治らない、繰り返す、犯罪、自殺、、、ネガティブな内容ばかりが目に入っていきます。
誰に相談したら良いのだろう、、、どうしたら私の不安が少しでも軽くなるのだろう、、、毎日毎日悩みました。そして、また、それでもパチンコに通ってるのではないか、不安がどんどん募りました。
お金も通帳も隠しました。保険証も預かりました。免許はないと仕事ができないので渋々渡してましたが、借金を借りるのではないかと不安でした。
今はほとんどないパチンコ屋のコマーシャルさえ、憎くて仕方ありませんでした。

苦しい日々を送る中で、ある日、命の電話にかけてみることにしました。

電話に出てくれたのは声では60ぐらいの女性の方でした。
親身に話を聞いてくれ、いくつかギャンブル依存を取り扱ってくれる心療内科を紹介してくれました。
私はその後すぐに、教えてくれた病院に電話をしました。
女性の方が教えてくれた通り、予約は2ヶ月先。それでも、藁をも掴む思いで予約を入れました。

そして、ギャンブル依存症の家族の会に私は娘を連れて参加しました。
そこで、家族の対応、借金の対応、共依存について、底つき感について、学びました。
なにより仲間が居ることにホッとしました。

旦那をなんとかしようとしていたのは私が共依存に陥ってたから。
それが更に彼を悪化させてる理由。
彼の問題だから彼が解決するのだ。
そう何度も自分に言い聞かせて、共依存から抜け出そうとがんばり続けました。同時に自立し、いつでも離婚しても大丈夫なように正社員となり、仕事に力を入れました。

病院は旦那にあったようで、今もパニック障害とともに通ってます。
心療内科医には夫婦の営みや会話を増やすようにと言われました。仲良くしろと。

現在、旦那はギャンブルを続けてるのかは分かりません。お金に関して信頼はしてません。
しかし、その後、新築一軒家を2人で購入し、現在10年以上の月日が立ち、この間は住宅ローンの借り換えを問題なく手続きを終えることができました。と、いうことは借金はないのだと思います。

ギャンブル依存を抱える家族の方にとって、このようなケースもあるのだと、勇気を希望を持てる一筋の光になれたらと思っていたのでこの場で私の経験を伝えられたことはとても良かったと思います。
見てくれてありがとうございます。

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