見出し画像

ある女の逆切れ

昔いた踊りのサークルの話。

沖縄のよさこい踊りのサークルにいて、春の祭りに参加した。3月ごろの。そのあと旅行した帰ってきた。よさこい踊りのサークルは期間限定と聞いていたが、話が盛り上がって続けることにしたと聞いて動揺した。

踊りをやってみて、とても楽しめるものでなかったから。
帰ってきてから、藩のリーダーの女に辞めたいと言った。そのあと練習場に言ったら逆切れされた。

「なんでやめるの? 高い衣装かったのに」とすごい剣幕で。
そのあとしどろもどろで何か話して、留まった。今思うと人の事は気にせずに辞めればと思った。


今になって非常に嫌な思い出。しかし考えると、この女もおかしい。
このサークルに執着しているから。おそらく所属することで踊りを通して自分の存在性が肯定されていて、自信が与えられているからだろう。

そして、踊りを行う空間性に執着性があるようにも思う。
このサークルを行う時間は空間の使うことで成り立つ。彼女にとって心地いいものだった。その心地よさはみんな、所属しているみんなが共有している物と思い込んでいた。

少なくとも私には無理だった。メーリングリストで流れる予定以外に、踊りほにやに対しての賛美性や、陶酔性。この様相により肯定される人、又は女性たちの高揚感。マニアの集まりにしか見えなかった。

自分もこの女性の尻を追っかけて入ったのもあるが、考え方にずれがあったと思う。彼女は空間の中で作られた踊りへの共感の情動を持つことで満たされてた。

この空間性がこの女のすべてだったのかもしれない。私にもそれを要求してくる節があった。もう矛盾を抱えて仲たがいしている。口もきいてくれないからよかったと思う。

純粋に見えても、人の意見や入れ知恵で関心ないものに関心あるような態度をしてくる人だった。他人の意見に合わせてふりするのがお得意なのだろう。

そういやこの当時、告って振られた女性もいたが、その人も共感することに見せかけて、その中にふりを入れていた。何かの話で共感したと思えたが後日些細なことから、無関心だったことにきずく。ショックだった。

最初に話した例と似通っている。もう数十年前の話だ。自分に関心持ってくる女にもこの要素を突っ返してやりたいときがある。

共感してくる態度を打ちおとしてやりたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?