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少子化問題の根幹にあるもの

実家に電話した時の母親の変化

先日台風2号により、実家のある地域が思いっきり線状降水帯に入り、下線も決壊した。ここ数年、この時期にはまとまった雨が降る事は実家の方では珍しくもない。だが不思議と床下水浸もないので心配もしていなかったが、諸事情によりGWも帰省できなかったため、安否確認の電話を入れる。
父親が電話に出る。相変わらず元気そうだった。正月以来話もしてなかった母親に代わってもらい話をする。
母親も元気そうだったのだが。異様に落ち着いている。
以前の母親だったら息子にマウントを取ったり、父親を含めて男衆を馬鹿にしたりするのだが、今回はそれがない(私に対しても相当言葉のDVがきつかった。この点については過去のNote記事に触れているのでここでは割愛する)。
ここに来て、誰かに支えてもらっている事に気付いて感謝できるようになったのか。良い傾向ではあるが、憑き物が取れた感じは面妖だとも感じる。安否確認も出来て元気そうで安心した気持ちもあり、不思議な感覚がした。

篠田麻里子の夫婦喧嘩がネットに流出

上記とおなじタイミングの時期、元AKB48の篠田麻里子と夫の高橋勇太との夫婦喧嘩の音声について、Facebookの友人の投稿にアップされていた。普段は芸能ニュースとかはどうでもいいと思っているので興味も持たないのだが、今回は何と無しに聴いてみた。

すぐに思ったのは、「篠田麻里子は愛情不足のまま育って母親になったんだな。」ということだ。
今は付き合いのないあぶねぇ奴が修身教育の関連の会社を経営していて、家庭や教育の問題について話をしたことがあるのだが、彼も今の親世代の問題は愛情不足で育ってきたということに問題があるという事を言っていた。
愛情不足で満たされないまま与える側に回ることで生じた歪によって、不倫に走ったり、性交依存になったり、ネグレクトしたりするのだということだ。あるいは、愛情で満たされなかった家庭にわざわざ入りたくないという”刷り込み”が発生しているため、なかなか結婚まで踏ん切りがつかずに晩婚になったり独身で居続けることになる。ということだ。
愛情不足で育った芸能人は枚挙に暇がないが、これは鍵っ子世代や厳しい家庭環境に育った方にも言えるので、芸能人だけの問題ではないと思う。

少子化問題の根幹は”家庭崩壊”なのか

出生率の低下や出生児の減少、または日本の人口減。それがさらに加速しこの問題がまた浮彫になり、取返しのつかない状態となりつつある。サプライサイドでは働き方改革で男性の育児休暇促進、あるいは助成金などもつけて対応してきたと思うが、そもそも家庭崩壊のような歪な家庭環境、それによる愛情不足。家庭を持つことへのネガティブな刷り込みが、今の晩婚化と少子化の根幹にあるのではと思う。
かつて在籍していた「新しい歴史教科書をつくる会」では、親としてどうあるべきかの教育、いわゆる”親学”というものを実施してきたりしたが、これらは全国的にやってきたのだろうか?あるいは、他の手段で改善しようという取り組みはしてきたのだろうか?
日本の家族社会の根幹が崩れようとしている今、親学という生涯学習だけではまだまだ足りないような気がしている。もしかしたらすでに取り組みは始まっているかもしれないが、このままでいくと本当に日本という国が足元から崩壊していくような気がしてならないと思う(了)。


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