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ブスのマーケティング戦略

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

本当はここにまえがきを

ということで、私のブログの基本構成は、まずはその本のまえがきの一部をご紹介しています。
しかし、本書はまえがきのメモを取る前に、友人に貸してしまいました。
見せたところ、どうしても貸してほしい、とホイホイ貸したら手元にない。
だからまえがきを転記出来ない、という事態に陥っています。

とはいえ、本書はかなりおすすめの一冊なので、ご紹介しないわけにはいかない。
ということで、友人から帰ってきたら、ココにまえがきをご紹介しますが、それまでは無し、ということでご勘弁ください。

本書の内容

自分の売り込み方を通じてマーケティング理論を紹介する

本書は、著者の半生が赤裸々に語られた一冊です。
具体的に言えば、学生時代のこと、100回を超える合コンでブイブイ言わせたこと、そして処女喪失のこと。
こう書くと、「どこがビジネス書やねん!」とツッコまれそうですが、本書はマーケティングを解説する本です。
著者本人が自分を売り込むために使ったマーケティング戦略を、一般的なマーケティング戦略に落とし込んで解説しているのです。

だから、著者の半生に笑ったり、感心したりしているあいだに、自然とマーケティング感覚が身につく、というとてもお得な一冊です。

少し例を挙げて説明します。
著者は、小学校のころ、「自分がブスである」ということに気付いたと言います。
そして、「ブス」である以上、一般化された戦略はあまり有効ではないことがわかります。
たとえば、普通の女の子は、可愛いファッションで異性を魅了しようとします。
しかし、ブスにとって最新のファッションは、リスクです。
やりすぎるとウザい。
そしてやりすぎなくとも、投資効果は決して高くない。

もともと美人である女子がお洒落をした場合と、ブスが同じ服を着た場合で比較するとわかりやすい。
圧倒的に、その服が映えるどあいは美人に軍配が上がる。
だから、ブスは美人と同じフィールドで戦ってはいけないのである。
そこで彼女が見出した路線は、親しみやすいブス路線。
ファッションに関しては、清潔感の身を気遣ったと言います。

芸能界では実はあたりまえ

こういった戦略は、たとえばテレビなどに出てくる芸能界では当たり前のことです。
よく、「キャラがかぶる」と言います。
今は一般人も使う言葉になっていますが、逆に言えばキャラはかぶってはいけない。
ということは、同じ路線のキャラは一人いれば十分ということになります。

お目当ての異性から見た世界において、自分はどんなキャラとして生きるのか。
これを決めることで、ある程度相手が判断しやすくなります。
そういったキャラ立ち、つまり戦略を持つことの大切さを本書は教えてくれます。

そしてあとは数。
美人ではないのだから、異性をゲットするなら数をこなせ。
異性との付き合いも、セックスも、徹底的にやれ。
著者はそういいます。
そうやって初めてうまくなったり、自分の特徴がわかるようになったりするのだと言います。
1度や2度であきらめてはいけないのです。

ということで、人生戦略とマーケティング戦略はここまで似ているのか!?
ということを楽しみながら教えていただける本書はとてもお勧めの一冊。
マーケティング初心者はぜひ読んで、その感覚を身に着けていただけるとよいのではないでしょうか。

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