全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
はじめに---歴史の転換点
本書の説明から入る普通のまえがきのように見えます。
本書の内容
政治思想的解釈
本書の前身となる本をご紹介したページがこちら。
この時は、バブル以降なぜか日本の経済がまったく前向きに成長しない。
そんな状態を20年以上も続けているのは異常である。
そしてその原因は実は、経済発展を止めるかのように、政府の対応が全て逆手を言ってしまってることにある。
そんな衝撃的な話をぶち上げていました。
いくつかを具体的に話すと、本来は経済成長を果たすためには、緩やかなインフレが必要。
しかし政府がやっているのは、「インフレにならない」対策ばかり。
本来今のタイミングなら、政府がお金を使って公共事業などをどんどんやるべきフェーズにあるのに、目指しているのは小さな政府。
これでは景気は良くなるはずもない、と筆者は言います。
そのメカニズムについては、本書に詳しいので一度手にとってみられることをお勧めします。
では、今回ご紹介する「戦略篇」では何が伝えられるのでしょうか?
国の経済に私たちは何ができるのか?
実は、前著で私としては、著者の主張を知ることができました。
そして、なるほどー、と納得することもできました。
じゃあ私たちは何をすればいいんだろう?
そんな疑問がフッと心にわいて出てきました。
事実を知るだけでいいのだろうか?
それとも、選挙などで意思表示を示していくべきなのだろうか?
そんな事を考えながら、今回の「戦略篇」を手にとりました。
ここには、自分たちができることが何かあるのか、とおもって。
しかし、本書にあったのはどちらかというと、政治思想的なお話し。
まあ、政治家がどんな戦略をとるべきか、というのが本書のテーマでしょう。
私達が何かをする、という感じではなさそうな感じでした。
(もし私が読み取れていないだけならごめんなさい)
ということで、イデオロギーの世界に入っていったので、少し読むスピードが遅くなってしまいました。
まあ、ここは好き嫌いあるところではあると思いますが。
最後に語られるのは、間違いだとわかれば、行動を変えればいいという事。
この後戻りする勇気を持つことができるかで、結果がずいぶん変わってくるのかもしれません。
そんな一冊ですが、お好きな方は是非。
いやー、読書ってすばらしいですね。