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NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行


読者への問いかけ

風邪を引いたとき、何をしますか?
10歳の子どもにそう尋ねたら、「暖かくしてよく眠る」という答えがすぐに返ってくることでしょう。
じゃあ、転んでひざをすりむいたら?
「きれいに洗って、絆創膏を貼る」
子どもでもすぐに答えられますね。
では、そのような手当ては、何のためにあるのでしょうか?
そのほうが早く治るし、症状の悪化を防げるからです。
もしも風邪を放置すれば、悪化して肺炎になります。
擦り傷を放置すれば、細菌が入って化膿します。
骨折を放置すれば骨がおかしな方向にくっついて、うまく歩けなくなるかもしれません。

NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法(ガイ・ウィンチ)


本書の始まりは、読者への問いかけ。
というより、問題提起から始まります。

風邪や外傷は、誰もがその処置を知っている。
しかし、こころの傷は、誰もその処置を知らない。
このギャップを明らかにすることで、本書の内容が読者にとって必要なものであることを主張します。

本書の内容

テレビで紹介

実は、このブログを書くために調べて初めて知ったのですが、さまざまなメディアで著者は話題の人のようです。
Amazonの紹介文ではこんなふうにあります。

10万部突破! 
日本テレビ系「世界一受けたい授業」に著者出演! 大反響! (2017/2/25)
NHK「スーパープレゼンテーション」に著者出演! 大反響! (2016/12/8)

自信がない人でも、自己肯定感は
訓練次第でうまくいく!

TEDで414万回視聴!(2016年12月現在)
世界を癒した話題書が待望の翻訳!!

また、Amazonでは、こんな書評も紹介されています。

「逃げ恥」みくりさんのおかげ!? “自己肯定感"がウケて10万部のメンタルヘルス本

心の傷は自分自身でどこまで対処できるのか。心療内科やカウンセリングにかかる前に、自分で試せる心の〈手当て〉――たとえば、大切なものを失った悲しみを手当てするには、「悲しみから意味をつかみとる」ようにする、など――を記した本がヒット中だ。

「メンタルヘルスの本にはエビデンス(根拠)が怪しいものがしばしばあります。著者は臨床心理学の博士号を持っていて、本も学術論文を丁寧に参照して書いている。読みやすさだけでなく、裏付けの確かさもヒットの一因だと感じています」(担当編集者の朝海寛さん)

大ブレイクは著者の『世界一受けたい授業』(日本テレビ系列)出演がきっかけ。しかし、ヒットの兆しはそれ以前にもあった。

「邦訳の刊行直後に、『自己肯定感』に関する章の一部を抜粋して、東洋経済オンラインに載せたんです。ちょうどそのころ、ドラマの『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系列)で、新垣結衣さん演じる主人公が『自己肯定感』という言葉をよく使った影響か、それが思わぬ勢いでバズった(=インターネットで話題になった)。そもそも日本人は自己肯定感の低い人が多いのかもしれません。来日時の著者への取材でも、『孤独』『罪悪感』など様々な症状を扱った本なのに、やはり『自己肯定感』に関する質問が多く、著者も不思議がっていました(笑)」(朝海さん)

心の不調の常備薬として、書棚に備えておいて損のない1冊だ。

評者:前田 久

(週刊文春 2017.04.27号掲載)

ここにでてくる、「自己肯定感」というのは当面の、社会における大きなテーマかもしれません。
私の見る限り、この自己肯定感の低い人、けっこう多いと思います。
私自身も、低い(笑)

これ、日本人の宿命かもしれません。
というのも、小さなころから、社会に合わせることを教わる国民性。
やってはいけないことが多いのです。
つまり、自由にしている子供は常に叱られる。
けっか、自己肯定感の低さにつながる。
私はそんな風に感じています。

ないようは、ちょっとした心の傷を、さまざまなテーマに分類し、それを自分で癒す方法を紹介しています。
いわゆるイメージワークが中心です。

難しいものはほとんどありませんから、それなりに熱中してやれば効果があるものだと思います。
私は取り立てて気になることがなかったので、まじめに試してはいませんが…。

心の引っ掛かりを感じている人にとっては、とても参考になる一冊だと思います。

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