ネットに詳しいだけでネットマーケ担当者になってしまった人が本気でマーケターを目指す本
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
はじめに
シンプルなスタートですね。
まずは結論、そしてありがちな会話。
想定読者の方の現場で起こりがちな会話というか、想定読者の方が飲み屋でこぼしてる愚痴を拾ったのでしょうか。
妙なリアル感があるのは、さすがマーケティングの先生ですね。
「おお、このひとわかってるやん!」と思わせてついつい手が伸びるパターンですね。
本書の内容
すぐに使えるテクニック
本書全体を通して言えるのは、難しい話は一切ないという事。
たぶん、ネットマーケティングって結構細かい分析に基づいて、常に改善を繰り返していかなければならないわけです。
そのために、アクセス解析を行うわけですが、そこに出てくる数字一つ一つが何を意味しているかを熟知している素人は少ないと思います。
中小企業のマーケティング担当なんて、大した教育もされずとりあえずやってみる、って感じなのでコンサルタントに騙されたりするのは良くある話。
もちろんコンサルタントもだますつもりはないんだけど、たとえばインスタなどでとりあえずフォロワーやいいねの数を増やすことをやってくれるコンサルタントは多いけど、そこから売り上げにつなげらえるコンサルタントは案外少ない。
じゃあ自分で、というのもなかなか大変です。
ネットの世界のキーワードのリサーチや先ほどのアクセス解析やら、ABテストやら。
とりあえず、いろんな本で何をやるべきかのざっくりした理解はあるけど、「ココの数字がこうなった時は、こういうことを検討すべき」というデータと行動をを結び付け、かつそれが素人でもできる範囲のテクニックに落とし込めている情報は意外と少ない。
本書はまさに、マーケティングは素人だけど、一応パソコンは触れるという人をネットマーケッターに育てる入門書といういで立ちです。
たとえば、「こういう検索の仕方をすれば、自分達の商品とつながるお客様が見つけやすい」とか、「こういうツールを使えば(無料)、ライバルがどういう仕掛けをしているかがわかる」とかいったかなり具体的なテクニックを教えてくれます。
テクニックを学びながら全体最適へ
ただ、個別のテクニックを教えるだけではなく、一つ一つチェックしていくことで結果としてマーケティングで著者の佐藤昌弘先生がよく使う言葉を借りると、「売上のベルトコンベアー」の作り方がおぼろげに脳内に構築されるような構成になっています。テクニックを追っているように見えて、フレームワークをしているというありがたい内容。まずは一通り読み終えると、先ほどのSNSコンサルタントに、「フォロワーといいねが増えるのはいいけど、そこからどういう形でキャッシュポイントにつなげましょうか?その流れがこれでは分断されてませんか?」なんて言う風に課題を設定できるようになります。そんな業者との付き合い方についても書かれてる至れり尽くせりの一冊。
もし、マーケ担当者になったなら、まずは本書を読んでみてください。
いやーーー、読書って素晴らしいですね。
ちなみに私はこんな本書いてる人です。
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