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「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える
※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です
はじめの一行
問題への共感
本書の書き出しは、セオリー通りですね。
人の心の中にある、心配事や問題点。
これを読み手の言葉で語り、共感を得る。
その上で、解決策を提示する。
基本的なセールスレターの書き方に則って書かれていると思います。
そもそも、著者は、マーケティングの専門家。
というか、自身のキャリアを作っていく中で、マーケティングに特化した人ですから、そのあたりの知識は十分お持ちなのでしょう。
あなたは、こんなことで悩んでいないだろうか?
「日々の仕事が忙しくて、将来の事を具体的に考えられない」
「動機の彼は昇進して活躍している。正直、あせっている」
「仕事でなかなか芽が出ない。このまま仕事を続けていていいのか、将来が不安だ」
「自分のキャリアを、どのように考えればいいのだろう?」
ここで視点を変えると、あなたの可能性は大きく広がっていく。「あなたという商品づくり」をすることだ。
その考え方をまとめたのが、本書である。
本書の内容
マーケティングを人生戦略に活用
本書のテーマは、表題の通り。
著者がこれまで学び、実践してきたマーケティングの知識やスキルを、人生戦略に活用していこうというもの。
そもそも、普通のマーケティングは、事業者が顧客に提供する商品を販売する戦略。
しかし、一人のサラリーマンであっても、自分の能力を会社に売り込むたちばなわけです。
そういったときに、何の戦略もなく人生を歩むより、こういったマーケティングの意識をもって歩んだ方がいい。
そんな提案です。
著者自身、前職IBMでは様々な職種を経験してきましたが、最終的にマーケティング部門の創設に立候補し、あるとき社内におけるマーケティングの専門家として頼られるようになったそうです。
その状態に気付いたとき、これを外の世界でも生かせるのではないか?と独立起業。
何でもできる人が重宝がられるように思えるサラリーマンと言えども、一芸に秀でることでできる事を教えてくれます。
難しそうなことを簡単に
著者の書籍の特徴として、難しい事を平易な言葉で、わかりやすいたとえで読みやすく理解しやすい内容である、という事です。
恐らくそこも、ご自身のマーケティング戦略の中で明確にされている事の一つだと思います。
どちらかというと、ビジネス書初心者。
ここにターゲットを絞って、書かれているように思います。
とはいえ、内容は結構高度な話も入っています。
それがすっと理解できるように書かれているのは、このかたの力量と目指すところなんだろうな、と思います。
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