大器晩成は損をする!?
一言でいうと
初めの印象が大事
活用シーン
人間関係、セルフブランディング
内容
2人の子供が、30問の数学テストを受けるとします。
A君は前半15問のうち14問に正解。
B君は前半15問のうち6問に正解。
後半は、成績が逆転して、
A君は6問正解
B君は14問正解
という成績でした。
客観的には双方、30問中20問正解という事で成績は同等です。
しかし、彼らを見ていた被験者は何度問うても、A君の方が能力が高いと判定しています。数学教師のような専門家でさえ、A君が優秀と答えたくらいです。
だれもわかってくれない: 傷つかないための心理学
ハイディ・グラント・ハルヴァーソン (著)
初めの印象が強く後に残ることを、初頭効果と言います。
今回の子供の数学テストの事例など、非常にわかりやすい話なのですが、一度「A君の方が優秀」と思い込んでしまったら、人はそれを帰るのが難しい。
良く、「第一印象が大事」という話がありますが、決して嘘ではないようです。逆に、大器晩成型のB君、周囲の評価を受けるのは難しいので、より頑張る必要があるかもしれません。
実はこれと関連して、人は「一度決めた(信じた)ことを変更したがらない」という性質もあります。何の根拠もなく決めたことでも、一度決めたら決めたことを変更するのにはものすごい労力が必要となります。
こうなると、世の中に「公平」というものがあるようには思えなくなってしまいます(苦笑)
大事なことは、私達はこういった事を避けることはできない、という事をまずは知っておくことだと思います。評価する側においても、される側においても、悪意もなく、不公平は起こるべくして起こるわけです。
評価する側であれば、より慎重にデータを見るよう心掛けるとか、自分の判断を一度は疑ってみる、という事も大事になってくるかもしれません。逆に、評価される側にあっては、初頭効果を上手く逆に利用するとか、あるいは多少のおおらかさをもって世の中を見ていく必要があるのかもしれません。
人間は完ぺきではない。
そんな話をよく耳にしますが、完ぺきにはなりえない仕組みになっているような気がします。
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