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最強知名度のつくり方 売上98%減からのV字逆転を実現した必勝術

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

はじめに

いきなりですが、質問です。
テレビCMでよく見かけるなど誰もが知っている商品名前を聞いたことがない商品これら二つの商品が店頭に並んでいたとして、デザインや機能面で大きな差がない場合、あなたはどちらを選びますか。恐らくほとんどの人が前者を選ぶと思います。名前を聞いたことがない商品より、広告でよく見かけるなど、多くの人に知られている商品のほうが安心だからです。「中身さえ知ってもらえれば、いい商品なのに」「あの商品は有名企業が販売しているから売れているだけ。自社商品のほうが余程品質がいい」。とりわけ経営の世界では、そんな言い訳をする人が少なくありません。

最強知名度のつくり方 売上98%減からのV字逆転を実現した必勝術(西村雅司)

いきなり質問から入るまえがき。
ひとつのパターンではありますね。
質問することで、顧客の立場から物を見る視点を提供し、自説の正しさを説くという導入。
ここで一定数の人は、「なるほど!」とひざを打つかもしれません。
そんなところを狙ったまえがきのように感じました。

本書の内容

何をおいてもまずは知名度

本書は、とにもかくにも知名度が大事、という事を説いた本です。
著者は「イモトのWifi」を一代で築いた社長。
この時に、とにかく呼びやすく、小学生でもわかり、ちょっとした引っ掛かりのあるネーミング、
個性の強いCMやキャッチフレーズ
などを使って、とにかく目立ち、話題になることを意識したと言います。

そもそも海外wifiなんて、品質の比較はなかなか難しい。
値段で勝負しても限界がある。
ならば、知名度で勝負だ、とばかりに海外にテレビロケで沢山行ってるイモトさんをキャラクターにブランド戦略を展開したというお話。
その中では例えば、CMの映像の中に写りこむものも、SNSや一部のマニアで話題になりそうなものを意図して入れているとか、そんな工夫も余すところなく書かれています。
面白い所では、社長自ら「自分の時間」をYahoo!オークションで販売。
あるお店で一日店員をすると言ったことを行い、メディアの取材を呼び込んで宣伝効果を狙っていたようです。

そんな風に、著者がやった様々な工夫が本書では余すところなく書かれています。

マーケティング初心者のために

本書で行ったマーケティングは、TVCMを使った大々的なもの。
とにかく、ちょろっとCMを流しても意味がない。
ガンガン、たくさんの人に、たくさんの回数目に触れさせなくてはならない。
そんな事から、銀行との付き合い方にまで話は及びます。

ただ、誰もがそんな大掛かりなプロモーションができるわけではないので、最終章あたりは比較的細々したマーケティングの基本的な工夫が少しまとめられています。
たとえば、DMの出し方の工夫などです。

全体を見渡してみて、本書はノウハウ本ではないと思います。
どちらかというと、西村社長の講演会的な内容を本にまとめた感じ。
たぶん、プロのライターさんがインタビューをもとにまとめたんじゃないかと想像します。

この本の内容を実践して成果に結び付けよう、とすると色々とアレンジが必要なものも多いので、基本的な方針を学ぶという意味合いの一冊ではないかと思います。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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ちなみに私はこんな本書いている人です。


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