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入門 インテグラル理論 人・組織・社会の可能性を最大化するメタ・アプローチ

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

はじめに

今、にわかにインテグラル理論が注目を集めています。
欧米では、1995年に、アメリカの思想家ケン・ウィルバーのSex,Ecology,Spirituality(日本では『進化の構造』[春秋社]として出版)が発表されて以降、この理論に対する関心が広がりましたが、日本においても、2013年のロバート・キーガンの『なぜ人と組織は変われないのか』(英知出版)、および2018年のフレデリック・ラル―の『ティール組織』(英知出版)の邦訳出版を契機として、それらの理論と密接な関係にあるこのインテグラル理論に対する関心が高まります。

入門 インテグラル理論 人・組織・社会の可能性を最大化するメタ・アプローチ(鈴木 規夫, 久保 隆司 , 甲田 烈)

かなり学術書に寄せた本なので、はじめにもそれっぽいというか、すでに広く親しまれている書籍との関連を挙げることで中身を推測させるような書き出しと言えるかもしれません。

本書の内容

インテグラル理論って?

インテグラル理論をかなーり大雑把に説明すると、成人発達理論の一つ。大人が人として成長する過程を描き出したフレームワークだと思います。たとえば、フレデリック・ラルーが著した『ティール組織』においては、組織をレッド、アンバー、オレンジ、グリーン、ティールといった色分けで組織の発達段階を分類しました。実はこの元になったのが、本書で紹介されているインテグラル理論だといいます。

まずインテグラル理論においては、物事を以下の4つのジャンルに分類しています。

1. 個人の内面(思考、感情、感覚など)
2. 個人の外面(行動、身体、脳/神経など)
3. 集団の内面(文化、相互理解、場の"空気"など)
4. 集団の外面(システム、制度、物理的環境など)

さらに垂直的に、こんな分け方もされています。

1. 利己的段階
2. 神話的段階
3. 合理的段階
4. 多元的段階
5. 統合的段階

・・・ということを羅列してもたぶん、読んでる皆さんには何も伝わっていないと思います。
実は、ワタシ、この本、難解すぎてイマイチピンと来ていません。
だから今必死にネットでの解説を読みまくっているのですが、まだまだ十分な理解が得らえません。

ただ、なんとなく感じるのは、目に見える物だけを扱ってきたかつてのビジネス書の世界観とは全く違うということ。
たとえば、マネジメントに関する書籍であれば、かつては例えば給与体系を弄り回してモチベーションにつなげるとか、そんな話が中心でしたがロバート・キーガン博士のなぜ人と組織は変われないか?といった本のように、人の心の中についてを考え、解明し、動かしていくことが大事だということはよくわかります。

さらに言うと、それを単なる「技術」や「仕事」として行うだけでは不十分で、自分自身がそういった精神的な成長を促さないと、組織も成長しないね、っていうところに行きつくような気がします。


・・・と話を逸らしたわけですが、そこはどうか、察してください・・・笑


いやーーー、読書って素晴らしいですね

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ちなみに私はこんな本書いてる人です。


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