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脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

序章

脳の機能を十二分に引き出せばあなたの仕事は変わる
毎日の仕事は「科学的な根拠」で変えよう!私はよく、次のような質問を受けます。「どうやれば、モチベーションを上げられますか?」「どうやれば集中力が高まりますか?」たしかにモチベーションや集中力は、日常的な仕事において、非常に重要な要素です。多くのビジネスマンは、「モチベーションを高めてバリバリ働きたい!」「集中力を高めて一気に仕事をこなしたい!」と思っているでしょう。既刊のビジネス書にも、モチベーションアップの方法や、集中力を高める方法について書かれた本はたくさんあります。

脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法(樺沢紫苑)

一般的な人がもちがちな、「モチベーション神話」をこの後バッサリ斬ります(笑)
そもそも、多くのビジネス書は、個人の経験をもとにしただけの本や、根拠の乏しいものが多く、再現性は怪しい、と。
そういったアンチテーゼから入ると、ついつい「じゃあ、どうすれば?」と読みたくなってしまいますね。

本書の内容

脳内物質の働きと人の行動

本書では、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、メラトニン、アセチルコリン、エンドルフィンといった脳内のホルモンを解説し、その活用法と効果を記しています。
内容としては、それ以上でも以下でもないと思います。
一般的には、これらのホルモンは名前を一度は聴いたことがあるものばかりかもしれません。
しかし、これらがどういう状況になると分泌され、そのことがどう作用するのか。
また、それを意図的に活用するにはどうすればいいのか。
そんなことをまとめた本というのは意外と見かけなかったかもしれません。

本書では、一つの脳内物質につき1章をあてがい、一つ一つ丁寧に解説しています。
また、実際の行動への落とし込みについても、現実的な方法論を提案してくれます。

すべてを活用しつくせるか?

とはいっても、これだけの種類のあるホルモンです。
そしてこれらは、相互に関連しあいながら動いています。
従って、一気にすべてを活用しようとすると、ちょっと大変かもしれません。
そこでお勧めなのは、「自分が活用しやすい方法はどれか?」という視点で読み進めるといいかもしれません。
一つ一つは、決して難しいものではないものが多いので、選択的に採用していき、それが習慣化されると少しずつ仕事への成果も出てくるかもしれません。
なによりも、体感できる効果はあると思います。

この中のいくつかは私もやっていることがあり、決して無理のないものです。
それでも、「ああ、そういえば、良くなってるかも」という感覚はあります。
とはいっても、一瞬で「すげー!」という感じではないかもしれません。

活用し、習慣化していくのが肝要なのかもしれません。

追記2021年3月1日

ドーパミン

ドーパミンは幸福感とかかわりのあるホルモンで、報酬系と呼ばれているそうです。そして、運動などで分泌されたりもするようです。これが出やすくなる強化学習としては、①目標を設定し、②それを達成するイメージを持ち、③目標を都度都度確認する。この辺りは例えば「目標を紙に書け」といった成功法則本にありそうなノウハウと被ってきそうです。さらにはそれを④楽しみながら実行し、⑤達成の際には褒美をもらう。そして⑥より高い目標を設定する、といったサイクルを回すことで強化されていくといいます。

また、ドーパミンを出すに際しては大事なのが、脱マンネリ。つまり、刺激のない「いつもと同じ」状態を繰り返していては、ドーパミンは出にくいようです。常に新しいことにチャレンジする。もちろんいつも新しいことなんてできるわけないので、いつもと同じ仕事もあえて短時間で仕上げるといったタイムプレッシャーを課してみたり、ゲームのように楽しんでみる工夫も大事です。

ノルアドレナリン

闘争か、逃走か、といった不快からの脱出にかかわるホルモンで、主に脳神経に作用するといいます。こういった非常事態を脳に誤認させることで、驚くようなパワーを発揮することもあるようです。

アドレナリン

海外ではエピネフリンと呼ばれることが多い。ノルアドレナリンと同じで、闘争か、逃走か、という会からの脱出にかかわるものですが、こちらは主に身体能力に作用するといいます。火事場のバカ力といわれるものの根源と考えられます。これを発揮するコツとして、シャウティング、ピンチに陥る、怒り、などがあるようです。大事なのは常にアドレナリンを発すると大変なので、それをOFFにすることを学ぶことといえそうです。

セロトニン

①日光、②リズム運動、③租借などで活性化される。感動することも大事で、感情移入し、感情表現を行い、人と一緒にいることなどがとても大事といいます。映画を見るなどはこのセロトニンの分泌を活発化させるコツのようです。

ほかにもいくつか、代表的なホルモンの解説がなされていますが、ひとまずはこの辺で終わりにしたいと思います。

内容をマインドマップにまとめてみました。

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