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謙虚なコンサルティング-クライアントにとって「本当の支援」とはなにか

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です

はじめの一行

多分ヒットはしていない

当ブログタイトルに反して、本書は多分ヒットした本ではないと思います。
とはいえ、英知出版という骨太なビジネス書を数々輩出している出版社の本なので、息の長い本になるんじゃないかと思います。
ま、そんな事を含めてみていきますと、一行目にあまり工夫は見られないようにも思います。

本書は、私が五〇年以上にわたり、研究や教育やコンサルティングを行う中で発見したこと、考えたことをまとめたものである。そこには、変化の激しいこの世界で組織が直面する問題によって、そうした考えがどの様に進化することになったかも映し出されている。

謙虚なコンサルティング(エドガー・H・シャイン)

まずは、本書の権威を明らかにした、という構造なのかもしれませんね。

魅力的な、監訳者の序文

実はこの本には、はじめに、の前に監訳者の序文が入っています。
これがなかなか煽ります。

思い出してみてほしい。これまでの人生で、相談を受けて相手の役に立つことができたと心から思える経験はあるだろうか。その時あなたはどんな姿勢で相手に向き合い、どんな言葉を投げかけただろうか。

シンプルな問いかけですが、本書の内容に期待感を持たせるいい感じの文章になっているように思います。

本書の内容

「謙虚なコンサルティング」に必要なもの

本書において強調されるのは、ビジネス上のコンサルティングに必要なものとして挙げているのが、顧客との関係性だといいます。
こういうと当たり前じゃないか、という話に聞こえそうですが、それは私の表現力の足りなさ故(^^;

Amazonのプロモーションでは、こんな項目をあげています。

■自分ではなく、 相手が答えを見出す「問い方と聴き方」
■なぜ、「謙虚なコンサルティング」が必要なのか?
■25の事例から学ぶ、成功するコンサルティングと失敗するコンサルティングの違い

こういった具体的な内容もそうなのですが、クライアントの心理的関係性に、結構多くのページを割いています。
それは、単に、コンサルタントとクライアントの関係というところから一歩踏み込んだ、人間関係。
これがあるとないとでは、結果が変わる。
そんなことが印象に残った内容です。

まあ、関心のある方はご自身の目で確かめてください。(丸投げ(^^;)

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