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アフターコロナのニュービジネス大全 新しい生活様式×世界15カ国の先進事例

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

PROLOGUE

コロナで露見した「変われない」日本
2020年は、全人類が共通の”敵”に直面し、立ち向かわざるを得なくなった年として、歴史に刻まれることになった。その敵とは言うまでもなく、「新型コロナウイルス(COVID-19)」だ。コロナとともに生きる時代となり、生活もビジネスも社会も、環境や状況が激変した。ただし、以前と異なる風景にはなったものの、世界がコロナという敵に完全に抑え込まれ、沈黙していたわけではない。

アフターコロナのニュービジネス大全 新しい生活様式×世界15カ国の先進事例(原田曜平・小祝 誉士夫 )

コロナをきっかけに、世界中で様々なものが変わったというところから始まり、この後日本に目を転じてみればそれほど日本は変わっていないと言います。表面的にはテレワークが進んだとは言いますが、意識が変わらないので表面的な部分だけの変化に見えるといった話に続きます。そういった日本のビジネスは、海外の事例から様々なものを学ぶことができるはずで、そのために書かれた本であるという主張がなされています。

本書の内容

コロナにおける事例集

これほどまでに世界が一斉に一つの危機に対して動いたというのは、少なくとも私の記憶にはないくらい世界全体がある意味被災地という状況に陥ったコロナ禍。
そんな中でも、人は生活を維持し、働き、楽しみ、ビジネスを動かしているわけで、長いロックダウンがある国もある中で人はどのように動いたのでしょうか。本書は世界各国でみられる様々なコロナの中から生まれたニュービジネスの事例を取り上げることで、今後のビジネスの展開に活かすアイデアの発想を助けてくれる本。

本書の中で始めに取り上げられるテーマが「距離」。
コロナで人との物理的距離をソーシャルディスタンスとして録らなければならなくなった今、この距離を埋める工夫がビジネスにも採用されているようです。
具体的には、従来のオンライン会議を一歩進めたVRオンライン会議。
出合いがなくなった人たちのための新出会い系サービス。
人が集えなくなった中でのバーチャル冠婚葬祭。
画面旅行やオンラインドクターなど。

「購買体験」というテーマでは、
非接触サービスや無人配達。
ネット環境を利用したライブコマースやVR店舗、そしてバーチャル内見など。
チャットECや貸切ショッピングに玩具サブスク。
特にライブコマースやチャットECなどは、単にコミュニケーションを省くのではなく、リアルとは違う手段でコミュニケーションを密にするというのが興味深いテーマだと思います。

「新しい娯楽の在り方」というテーマにおいては、
Zoom演劇/モノローグ芝居/自宅ナイトクラブ/おうちイベント/バーチャルマラソン/ドライブイン娯楽/デジタルフェス/フローティングシネマ/つながる動画配信サービス/ゲームのリアル化/バーチャルコミケ/アバタースポーツ観戦/宇宙旅行などなど。

考えてみればテレビとは違う臨場感がライブ配信にはありますし、双方向性もあります。
今度は自宅PCの音響強化なんて言う提案もあるのかもしれませんね。

具体的な内容を話せばキリがないのでこの辺にしておきますので、Amazonサイトなどで目次をご確認ください。

大きな流れを見てみる

こう言った具体的事例を一挙に眺めることで分かることもあります。
たとえば、火とのコミュニケーションってこんな風になっていくのかな、とか、デジタルとは言うものの一方でそういった手段を使った密なコミュニケーションが求められてるのかな、とか。
実は案外アナログというか、みんなリアルを内の中に持ち込むことを求めてるのかもしれない、と思うような傾向があるように思います。
デジタル技術を使っているけど、アナログな体験を求めているという感じが全体を俯瞰すると何となく感じ取れます。

特に高級料理コースをできたものではなくて、材料と作成手順動画を配達してもらうサービスなんかはまさにそんな感じです。
そういった流れをボンヤリ見つめることで、自分にもできる次のビジネスが見つかるかもしれません。


いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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ちなみに私はこんな本書いてる人です。


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