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一瞬の微表情から心を読む方法 ―人生を変える表情心理学

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

はじめにーーー私に起こったバタフライ・エフェクト

ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を起こす―――バタフライ・エフェクト。これは、些細な変化が、後に大きな出来事が起こるきっかけとなる現象を例えた寓話表現として知られています。
しかし、本書のテーマである、微細な表情変化をコミュニケーションに活かすスキルは、バタフライ・エフェクトを起こし得ると、私自身の経験だけでなく、表情観察・分析スキルを身につけた多くの生徒さんの経験、学術知見から、信じています。

一瞬の微表情から心を読む方法 ―人生を変える表情心理学(清水建二)

実際に、筆者は他人の微表情を読むことで、様々な成功を手にしたと言います。
そんなご自身の体験を、バタフライ・エフェクトという言葉でまえがきに書き出している感じです。
きっとご本人的には、小さな関心ごとだったのでしょうが、その効果は思った以上に大きかったという事が言いたいのでしょうね。

本書の内容

「微表情」を読み解くための指南書

人は、常に、本心を表情に表すわけではありません。
怒りを隠すために無表情になったり、つらいことを悟られぬよう笑顔を作ってみたり、悲しみを表に出さないように、怒りの表情を作ってみたり。
こういった相手の表情を読み違えると、対処を間違ってしまいます。
しかし、そういった本心を隠す表情があったとしても、その前に瞬時にあらわれる表情は、実は本当の感情を表していることが多いようです。
作った表情が現れる前の0.5秒に、本心が現れるというのです。

こういった微表情を読み解くことで、犯人のウソを暴くという小説、以前読んだことがあります。
行動心理捜査官・楯岡絵麻シリーズです。
ここでは、女刑事楯岡絵麻が、あいての微表情(マイクロ・ジェスチャー)を読み解くことで、嘘を暴くというプロット。
なかなか面白かったです。

相手のホンネが見えると正しく対処できる

こういった微表情を知ることで、何ができるのでしょうか。
たとえば、営業でお客様の表情を見たとき、「おどろき」の表情があるとしたら、それは値段の高さに引いているのかもしれません。
あるいは、熟考しているなら、少し時間をとったほうがいいかもしれません。
こういった相手の状況を正しく知ることでできる対処がある、と本書は言います。

本書の中には、沢山の事例(顔写真)があり、これらの一つひとつに詳細の解説がなされています。
まゆの上がり方、ほうれい線の出方、口元の結び方、などなど。
これをリアルで判断するには相当な訓練が必要でしょうが、とりあえずの手掛かりにはなりそうです。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。
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ちなみに私はこんな本書いている人です。


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