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ラジオとバラエティと友達の間

ちょっと前にもWONKについて書いてるから、「またかよ(ほんと好きだなー)」的な感じかもしれないけど、昨日のWONK RADIOの公開飲み会をワクワク聴いてる自分を振り返ってちょっと書いてみようかなーと。

(ラジオのトップ画お借りしました)


もちろん飲み会と言いながらRADIOとして配信してることは意識されてるとは思うけど、それでもちゃんとお題に則って喋ろうとしながら気が付いたら脱線してく感じとか、「え?ごめん、聞いてなかった」みたいな飲み会あるあるとか、機材とか業界用語トークで若干視聴者を置き去りにするのを誰かが解説してフォローしたりとか、いい塩梅に「内輪感」を醸してて、本当に距離感が上手だなぁって思っていて。

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前にも誰かが言ってたけど(荒田さんかな?)、ラジオでも商業的に電波に乗るものって何でも脚本台本があって、ある程度は尺を決めてしゃべる必要があるし、ラジオみたいに生配信が多ければ(テレビ対比そんなに収録多くないよね…?)、脱線しちゃうと脚本に戻るの大変だからそこまで好き勝手することってないと思う。テレビのバラエティなら逆にほぼ収録だから脚本はあるけどある程度は出演者に任されるとことか編集出来るから、好き勝手は出来てもどこかで第三者がキチンと仕切ってるのが見えちゃうのかな、と。

だからこそ皆、秘密が知れる制作の裏側って好きだし、情熱大陸とか、映画のオーディオコメンテータリー版とか、ライブDVDのおまけの密着映像にワクワクしちゃうんだよね、きっと。

そんでもって、今は皆がSNSやってるから、アーティスト本人が何してる•何考えてる•何が好きみたいなことまで知ることが出来るし、それこそちょっと前に松坂桃李くんが遊戯王関連のツイートをしてた時のファンのコメントの多くが「よく分かんないけど、楽しそうで良かった」っていう「理解出来ないけど推しが幸せならオッケー」ってレベルで応援も出来る。(もはや親の視点に近い気がしなくもないけど、割とよく分かる心境笑)

こうやって見るとなんだかSNSのお陰ですごく距離が近いけど、やっぱり、アーティストはアーティストで友達でないから、彼らのプライベートは見えない訳で。むしろファンの我々はちゃんと見に行かない線引をすべきなのだけど、一方でそれは、ライブで「同じ環境で音が聞けて幸せ」「同じ空気を吸えて幸せ」みたいな所で満たされてきた感じもあるのかなぁーなんて思ったりする。

だからこそ、このコロナ禍の時には配信とかしてくれるだけでも幸せだったりはするのだけど、それと比べて公開飲み会の何がすごいって「プライベートな場である飲み会に参加してるアーティストも画面越しにしかお互いやり取り出来てなくて、我々も同じく画面越しにそれを見てる」っていうなんだかちょっとだけ近付いた気がするとこらなのかと思ってる。

ラジオとか配信とかみたいに視聴者と提供者みたいな立ち位置より、飲み会参加者とその横の席で同じく飲んでる集団、みたいな感じがするの私だけだろうか?普通は、飲み屋でも多少は周りに聞かれることを踏まえて雑多な会話をしていると思うのだけど、それを聴いてるのに近いのかなぁなんて。

普通のラジオとも、テレビのバラエティとも、密着みたいなドキュメンタリーとも、友達との飲み会とも違うけど、その真ん中にあるのが公開飲み会なのかなぁなんて思ったりする。

まぁ何が言いたいのって言えば「昨日のWONK RADIO楽しかった」の一言なんだけど、なんだかアーティストとファンの距離感って遠くて近くて…やっぱり近いなっていうね。笑


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