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2022.2.12 じゃがいもとベーコンのクリームスープ。からっぽにするから満たすことができる

昨晩はグラタンのためにホワイトソースを作ったのですが、多めに作っておいたのを、今朝は他の具を入れてクリームスープにしました。ソースを少しのばして小さく切ったじゃがいもを煮込んでいる間にフライパンでベーコンをカリッと焼いて、後入れします。クルトンみたいな歯ざわりに。

野菜はじゃがいも、新たまねぎ、ゆでたほうれんそう。


最近noteでとりとめのないことを書いているのは、秋冬のスープシーズンをようやく抜けたからです。体感的にはまだまだスープ恋しい寒さですが、メディアは先取り。もう春に向かっています。
春は次のシーズンの仕込みにはいります。野菜を作る人が農閑期に畑を耕すのと似ていて、暇なように見えて一番忙しい時期とも言えます。

昔ライターをやっていたとき、京都にある、安井金比羅宮という神社のことを取材したんですね。ここは「縁切り神社」として有名なんです。縁切り縁結び碑という穴の開いた石があって、その穴をくぐると悪縁が切れるというのです。神様に祈ってまで切りたい縁があるというのも気の毒な話ですが、そのとき「悪縁に限らず、いまある縁を切らない限り新しい良縁は生まれない」という話を聞いて妙に納得した記憶があります。

手に一杯の荷物を持っているときには、どんなにいいものがあっても手に取れない。どこかで手にある荷物を手放さなくてはいけません。なので、この時期は仕事の空白を自分に課して、すぐ実益にはならなくても新しい関係や新しいことをやるための人と会ったり喋ったり、本を読んだりするための時間にしています。あと、新しい本のことを考えたりね。

こうして日記みたいなことを書くのも自分との対話です。何やりたい?何を考えているときが一番わくわくする?さあ、どうする?って感じです。

読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。