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やさしい味わい、お腹の底からあたたまる鶏がゆ

今回作るのは「中華風鶏がゆ」。鶏肉と一緒によく煮てとろとろに仕上がったおかゆに、卵、薬味をかけていただきます。さまざまなバリエーションに展開でき、このおかゆを覚えておくと、日常の食卓にきっと重宝します。

この記事は2020年cakes連載の再掲です。

お米で花を咲かせましょう

煮えたお米がほろほろと開くようにほどけた、やさしい中華がゆを作ります。「米の花を咲かせる」なんていう言い方をするのですが、米と、米の成分が溶け出してとろみのついた重湯とが一体化した、お米ポタージュのような仕上がりです。口に運ぶと米の味わいとぬくもりが体にしみわたり、ほっと肩の力が抜けていくよう。

鶏のだしでお米からゆっくり炊きます。鶏のだしといっても鶏肉をそのまま鍋に入れ、だしにすると同時に具としても食べる簡素なレシピです。時間は少しかかるものの、仕込んでしまえば弱火で放っておくだけ。特別なことはなにもありません。寒い日のメニューのひとつに加えてみてください。

中華風鶏がゆ

材料(2人分)  所要時間 45分

米 1/2カップ(75g)
鶏もも肉 150g
長ねぎ 4~5㎝
たまご 2個
しょうが 1かけ(20g)
塩 ひとつまみ
醤油 大さじ1程度
ごま油 小さじ2
水 1000mL

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