見出し画像

正月明けの胃腸を、「一汁一飯」で整える。

お正月明けの疲れた胃腸を、やさしく整えるセリと鶏肉の味噌汁をご紹介します。じつは根っこがおいしいセリを1束まるごと使います。スープ作家の有賀薫さんによる、旬の野菜をたっぷり食べるベーシック・スープのレッスン。この連載を元にした書籍『スープ・レッスン』も好評発売中です。

この記事は2019年1月cakes連載の再掲です

根っこも使った、セリを楽しむお味噌汁

年が明けましたね。年末年始はいかがお過ごしでしたか?
お正月気分を日常に戻すためにも、まずは年末年始の食べ過ぎ・飲み過ぎで重くなった体を、少し整えたいところですね。

そんなときはやっぱり、ごはんと味噌汁の組み合わせが一番です。今日は春の七草のひとつでもあるセリと、鶏肉を組み合わせた味噌汁を作ろうと思います。鶏肉やセリの根っこからいいだしがでるので、わざわざ別にだしを取る必要はありません。セリの香り高い、シンプルでも満足感のある味噌汁です。

「一汁一飯」は私の造語ですが、ごはんと具のたっぷり入った汁さえあれば、じゅうぶんな食事になります。作るのも食べるのも後片付けも楽で、体もすっきり。簡素な食事で一年をスムーズにはじめましょう。

セリと鶏肉の味噌汁

材料(2人分) 所要時間約15分

セリ 1束(約100g)
鶏肉細切れ 100g
味噌 大さじ3 (54g)
水 600mL

ここから先は

1,788字 / 13画像
この記事のみ ¥ 300
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。