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とろりと甘〜い長ねぎと鶏皮を合わせた、冬のこってりスープ

長ねぎをまるごと1本使い、鶏皮のだしとあわせたスープをご紹介します。よく炒めた長ねぎは、驚くほど甘くておいしい。鶏皮は市販の焼き鳥でOKだから手軽です。スープ作家の有賀薫さんによる、旬の野菜をたっぷり食べるベーシック・スープのレッスン。この連載を元にした書籍『スープ・レッスン』も好評発売中です。

この記事は2019年2月cakes連載の再掲です

コンビニでも買える焼き鳥で、時間をかけた味をスピーディに。

風邪に気をつけたいシーズンです。予防法もいろいろ紹介されていますが、手洗いをマメにするぐらいしかないようです。せめて熱々スープで栄養をとって、基礎体力をつけておきたいですね。

さて、今日の主役は冬が旬の長ねぎ。すらりと伸びた白ねぎを薄切りにし、よく炒めてスープの素にします。これにあわせるのは鶏のだしです。といっても、生の肉や鶏ガラからとるのではなく、コンビニなどで売っている焼き鳥を使って手軽に作りましょう。

とろんとしたねぎの甘さと鶏のだしが絡まり合って、まるでポタージュのような、こっくりした深みのあるスープになります。鍋ぐらいしか用途がみつからないという人も、旬の長ねぎのおいしさを存分に味わってみてください。

長ねぎと鶏皮のスープ

材料(2人分) 所要時間約10分

長ねぎ 1本 ※直径2㎝以上のもの
鶏皮焼き鳥(塩) 大1本または小2本
サラダオイル 大さじ1
塩 小さじ1
七味唐辛子 少々
水 550mL

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読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。