スープと俳句ー続けるということ
Twitterに毎朝投稿しているスープに、俳人の赤羽根めぐみさんが最初に句をつけてくださったのは昨年の8月21日のことでした。
はつ秋の萵苣の柔らかき焔
この日は、生野菜にスープをかけて食べる、サラダスープでした。
萵苣(ちしゃ)=レタスの葉を、焔に見立てています。
そこからはまさに「一汁一句」。
来る日も来る日も毎朝のスープとともに伴走いただき、この句でちょうど一年になりました。最後はカレー。
八月のプレートどこで寝ても揺れ
「継続は力なり」というと苦行みたいに聞こえますが、私が毎朝スープを作るのがさほど苦ではないように、赤羽根さんも毎日楽しんで俳句を作っているように見えます。とはいえ、小さくともここと決めた舞台で何かを続けるということは、ただ作り続けることとは別種の筋力が必要だし、だからこそ力もつくのでしょう。
赤羽根さんはこの夏、現代俳句協会の第35回現代俳句新人賞を受賞されました。自分のことのように嬉しいです。
あかばねさん、365日ありがとうございました。
グーですり込む八月の涙とは
こちらに、一年分の句がまとまっています。どうぞご覧ください。
読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。