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私の読書●小説家志望の読書日記⑰ 梅原克文『二重螺旋の悪魔』(上・下)

梅原克文『二重螺旋の悪魔』、上巻を読み終えて下巻に入ったところで、いやはや、こういうぶっ飛んだ話は書いていて楽しいだろうなとつくづく。


第一部は人間の陰の遺伝子(?)イントロンの解読から産み出された太古の化け物との闘い。

第二部は、さらにパワーアップした化け物に、主人公が医学の力で超人化して対峙。

第三部に至るや、東京は化け物の引き起こしたバイオハザードによって壊滅、さらにその東京を核攻撃しようとしたアメリカが誤って中ロを核攻撃し、さらに報復攻撃で全面核戦争を経た時代。なんとはちゃめちゃな……。まるでロボットアニメの世界。でも、なぜか面白いんです。
 

そしてとうとう、読了しました。

いやぁ、面白かった。

ド級エンタメです。

一部、二部、三部と進んでいくうちに、いろんな味つけが出てきて飽きさせません。個人的には、三部のやや哲学的(?)な「神」との対話が面白かったですけどね。とても映像的な作品ですが、私は映像化はしないほうがいいと思います。脳内の映像化で十分です。



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