ARTからみえる子どもの姿
今年度もLIFE is ART展を(1月20日から27日)控え、園内はART展の準備がはじまり、どんな展示ができるかというドキドキとソワソワが入り混じった空気感になってきました。
秋から新たに、ARTの講師として来てくださっている木村真理子先生(LABOではきこちゃんという呼び名になりました)を迎え、幼児クラス、2歳児クラスと午前中どっぷりとARTに浸る時間を持つことができています。
保育者が企画し実践するARTの時間もたくさん持ってきていますが、不思議なことに講師の方が来ると子どもたちのいつもと違う一面に出会えます。
言葉で表現するのは難しいのですが、ARTの世界に引き込まれているという姿が多く見られるのです。
引き込まれていくARTの世界
なんでなのかな?と考えてみたのですが、保育者が保育の進行をすることに捉われず、一緒にこの時間を楽しめるということ。
そして、安心してきこちゃんにこの時間をお任せできるからこそ、子どもたちの『こうしてみたい!』が引き出され、周りの保育者も子どもたちの想いを遮ぎることなく、表現のサポートをしていることの相乗効果なのかな?と感じています。
思う存分楽しむ、その時間に浸る。
表現している最中の子どもたちの集中力は、ゾーンに入っているようにも見えます。
子どもたち全員がARTの時間がすごく好き、というわけではないのですが、それぞれの関わり方で毎回表現しています。
その時間の中で、一歩一歩好きに近づいていく姿も見られ、その姿に出会う度わたしたち保育者は、学びをもらっています。
どうつくらせるか、ではなくどう魅せるか
ART展を行う度に、このテーマを意識します。
子どもたちがこの日の為に作るのではなく、日常から生まれた作品の展示をするにあたって意識するのは。
・わたしたち大人が、作品をコントロールし過ぎないこと。
・子どもたちの作品を、どう魅せてどう引き立たせることが出来るかを考えること。
・わたしたちらしくデザインをした場作りや
展示方法で彩っていくこと。
本厚木のミロードさんの『ミロにわ』をKIDS SMILE LABOの世界観たっぷりに展示するべく、今年最終日までみんなで想いを詰め込み作ってきました。
本番をもって完成となるので、来年もまだまだ引き続き作業は続きますが、このワクワク感を来年もまた職員みんなで分かちあっていきたいと思います。
最後になりましたが、今年もKIDS SMILE LABO関わってくださった皆様、誠にありがとうございました。
素敵な1年を子どもたち、職員と過ごさせていただきました。
また、来年もわたしたちらしく愛情たっぷりの保育と、子どもたちのやってみたいことで彩っていきたいと思います。
それでは、良いお年をお迎えください。
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