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学びの時間②

前回も研修の内容を書きましたが、今回は外部の講師をお招きして研修を行いました。

午前中は救命救急について学びます。
何もない事が1番の願いではありますが、何かあった時にも冷静に対応できるように、資料を読むところからスタート。

今回は大人の場合子どもの場合を想定して行いました
何をしているところでしょうか

この写真は0歳児の子どもたちを想定して、心肺蘇生をしているところです。
指2本で圧迫するには力がいる為、片手は地面に固定して一定のリズム(世界に一つだけの花や、もしもし亀よが丁度良いそうです)を保ちながら行います。

引き続き心肺蘇生

幼児の場合は片手で行うとのことで、今度はこちらの人形を使用して心肺蘇生。
3分程続けるだけでかなりの体力がいることがわかりました。
救急車が来るまで約10分、その間どのようにして自分たちが動けるか、それぞれの頭に巡った時間となりました。
年に一度は必ず義務付けられている救命救命研修。
自分たちの園で行ったことで、さまざまなケースを想定した質問も出来、職員みんなの気持ちも更に引き締まりました。
大切な子どもたちの命を預かる保育園という場所は、万が一を想定しながら常に気を張っている場所です。
気をつけることはもちろん、何かあった場合(ないことが1番ですが)に最善の動き方ができるように、定期的にヒヤリハットや軽微な事故を振り返りながら、これからも事故の予防に努めていきます。

アートの時間

さて、午後はガラリと雰囲気が変わり臨床美術士の高木先生をお迎えしてアートの時間を過ごしました。

これから何がはじまるかワクワクしているみなさん
まず最初は紙を表、裏と全て水で濡らすところから
これから虹を描きます
どんな風に変化していくかな

高木先生からのお話。
子どもたちに黄色はどんな色がある?
と聞くと「バナナ」や「レモン」など同じ黄色でもそれぞれの持っているイメージが異なる。
どんなイメージを持っている知ることもワークに入る前に大切なやり取りの時間になる。
『どんなイメージがあっても全て正解なんだけどね』と相手を受容していくことの大切さを改めて感じました。

描くことに夢中になっていると
写真をわすれがちになります…
みんな
もう虹になってきていますが
ここから更に変化していきました

この夢中になる時間が心地良く、大人の私たちが慌ただしくしていると子どもたちにもついつい『時間』を気にさせてしまいますが、個々がじっくりと向き合い制作するには、安心して作っていてもいい環境を保証してあげることが大切だと実感しました。

同じ色
同じ道具
同じ時間
同じテーマ
それでも見えてくる個性や
想い

保育をしていると、ついつい自分が作り込むという時間というのを飛ばして、子どもにどんなことを提供できるか?という思考になりやすいですが、こうして大人の私たちも集中してみんなで同じテーマの作品を作る時間を持つことで、それぞれが実感としてアートや制作への向き合い方について気づかされる時間となりました。

前回、今回と全体での学びの時間を持ったことで、保育にも繁栄することが出来ることはもちろんですが、チームワークや想いの共有などができた良い時間となりました。
さて、次回はどんなテーマで学びの時間を作っいこうかな…。
園内研修もとても良かったのですが、さまざまな保育園の保育者の方々と一緒に研修もしたいなと思っています。

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