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小説朗読 マリー姫とマクシミリアン1世の愛の物語  第1章

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こちら私の投稿している小説の朗読になります。 中世ヨーロッパにおいて強大な富を誇ったブルゴーニュ公国のマリー姫と、神聖ローマ皇帝家のハプスブルグ家の御曹子マクシミリアンの史実に…
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こちらはヘンリー6世のイギリスのライオンとフランスの百合両方の印を入れた旗を持つ、ヨーク公リチャードの肖像画になります。

こちらはサフォーク州ウィングフィールドのセント・アンドリュー教区教会にあるサフォーク公爵夫人として亡くなったエリザベス・オブ・ヨ-クの墓の彫像です。

こちら物語の主人公の一人アリシアの家系図になります。アリシアはセシリー・ネヴィルの最後の子供ウルスラと共に誕生した双子の姫でした。

※アリシアは創作上の人物です。

こちらの家系図はヨーク公リチャードのプランタジネット家での位置がよく理解できるように作成しました。そのヨーク公リチャードとセシリー・ネヴィルの子供達も載っています。

図はイングランド王朝プランタジネット家の家系図になります。百年戦争は家系図無しに理解するのは困難を極めます。なのでどうか、この図を見ながら本文をお読み下さい。また前回同様、王位継承者にはライオンのマークが付いています

ランカスター家のジョン・オブ・ゴーントの血を二重に引くベアトリスの家系図。その親戚の中にはマリー・ド・ブルゴーニュの祖母や、マクシミリアン1世の母もいる。

リシィはどの姿も天使のように美しかったが、湖のように深い青色の目が光り輝くのはいつでも弟が彼女の側にいるときだった。

※写真はヨーク家の子供達が居住していたイングランドのシュロップシャーのラドロー城。

祖父の死によって父シャルル突進公はブルゴーニュ家4代目当主となり、その一人娘であるマリーは事実上、この華麗なるブルゴーニュ公国の後継者となったのだ。

※絵はシャルル突進公の27歳の頃の肖像画

セシリアと私は不思議なことに声質もとても似ているので、一緒に歌うと綺麗な調べを奏でることができるのだ。


※写真はベルギーメッヘレンにあるゴシック様式の聖ロンバウツ大聖堂

公女でありながらもマリーは「狩猟」へも恐れを知らず付いていく少女で、小柄で色白でありながら、一方男の子のような活発さを併せ持つ非常に魅力あふれる姫だった。


※絵はマリー・ド・ブルゴーニュの祖父であり、シャルル突進公の父であるフィリップ善良公(ブルゴーニュ公3代目当主)