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映画 リバプール 最後の恋

なぜこれが、最後の恋なのか実はちょっとわからないけれど、ほろ苦で、チクンとしみる映画だったので書いておこうと思いました

それにしても、主人公のイギリスの舞台俳優ピーターを演じるジェイミー・ベルくん、リトルダンサー時代はあんな少年だったのに、あっという間に大人になってたんですね、びっくり!

という時の流れが背景の映画です

時間は平等に流れていくものですから

往年の大女優を演じるこちらの俳優アネット・ベニングはもちろんの迫力ですが、彼女の変貌ぶりもちょっとショックでした、きっとそれも演出?と思いたいお年頃の私。

さて

あらすじはあちこちに紹介してあるので、割愛しますが...

私が1番心暖まったのは、ピーターの家族たち

主人公2人の恋愛はもちろんなのですが、こういう家族に恵まれることこそが、キラキラした恋愛や、センセーショナルな書き方をされるSCANDAL!なんかよりも1番強くて激しい、太い根っこのある情というか愛というか、人間らしいものなんじゃないでしょうか

年齢の事はやけに話題にのぼりがちな日本ですけど、私、実は、イギリスで履歴書を見たときに誰も年齢も国籍も家族構成も書いておらず、そういうものかと、一種の開放感を味わったんです   

利便上の良し悪しは、もしかしたら残念ながらまだ多少はあるのかもしれませんが、確かに私の国籍や、人種や、家族の年齢までをいちいち言う必要は無いですよね

俳優はもちろん、自分が演じられる年齢の範囲を書くだけで、ただ俳優の学校の卒業年を調べればおおよその見当がつくかもしれません。ただわざわざ年齢を描く人いない、そりゃそうです、演じる仕事なのだから...

あっ

ちょっと話がちょっとそれてされてしまいましたが、

映画を見終わってから、もう一度主題歌の、エルヴィス・コステロのYou Shouldn’t Look At Me That Wayを歌詞の意味を考えながら聞くと、じわじわくるものがあります

実話に基づいているのが、より恐ろしいのは、俳優と言う生き物

舞台と映画の裏舞台というか、楽屋というかその魔法の解けた前後のお話...

ハリウッドのエイジズムや、もちろん舞台でもはびこる強烈な年齢差別(若作りが良いと言うわけでありません)も思い出しつつ、じっくり見たい映画です
この先について、あちこちでいろいろなとても素晴らしい記事を見かけたので、ぜひ調べてみることもお勧めです



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