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当事者性が問われる時代に

映画「ピーナッツバターファルコン」をご覧になりましたか。
日頃は歌手や俳優の方の演技指導やトレーニングをしております、くわたかおるです。

私は、この映画、偶然見ることになったのですが、ちょっと調べるだけで、「批評家96%が賞賛」、「3人の奇妙な旅を綴る感度のロードムービー」など、高評価ばかりが続いていて、びっくりしたわけです。

というのも、後からは俳優たちのインタビューで、ちょこちょこ「自分のままを演じた」とか、それこそ、「(これまでは)自分のことしか考えられない俳優だった」などと告白していたからです。

さて、ことの賛否

当事者が演じると言うのは、私も基本的には賛成なんですが、どこまで突き詰めていったら良いのでしょうか。
生まれつきの遺伝の問題や、これまでableismで不公平のあった属性?病気や怪我?年齢はどうなの?それこそ恋愛や結婚、留学や出産も、経験したものしか演じてはいけないかしら...と広げる癖がある私はついつい広げてしまうんですね。

映画、もちろん、舞台だって、日本ではいまだに黒塗りしている人たちがいるぐらいですから...恥ずかしくも紆余曲折や試行錯誤と言った言葉では、表せられないような困難や混乱が入り混じって大変な騒ぎに今後もなっていくと思いますし、これまでならなかったこと自体が閉鎖性を表しています。

さておき、肝心の映画。
予告編はこちらです。

そして噂のインタビューもここに載せておきますね。

率直なインタビューだと思いましたが、質問はもう少し具体的にツッコんでもよかったかな…

私自身、この作品はそこそこ楽しんだので、ロードムービーとしても面白かったです。

というのも、人と人がやはり「交流して変化し合う」と言うのは醍醐味があります。
今後の彼らのキャリアが楽しみです。


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