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「一次産業をとりまくブランド・コンサル・マーケティングの全体像」〜産直茶屋"かん味処” #2〜 での学び

参加理由

前回の講座がわかりやすくて納得がいく内容だったので、第2回にも参加。しかもテーマは、ブランドやマーケティングのコンサル。知り合いの生産者さんたちがお願いしているコンサルの中には、その結果に大きな疑問を感じてしまうものもあったので、その実態を知りたいと思った。

今回の学び

講座の副題は、"Darkness of Brand Consulting"。  この副題からもわかるように、ブランドコンサルティングとは「まやかし」。一次産業のブランディング、特に小規模の生産者にとっては、ブランディングは最後に結果としてついてくるものなので、そこだけに集中して、高いコンサルティング料やデザイン料を支払うのは、本末転倒というものだ。

菅さんの講義中に頭に浮かんだ農家さんがいる。その人は、かつて県の補助金事業で加工品のパッケージを一新し、東京や大阪へ商談に出かけた。私が彼のことを知ったのは、「ここなら美味しいものが手に入る」と私が信頼している店で、その商品を手にしたからだった。素敵なパッケージでなければ手に取らなかっただろうし、そもそもその店に置いていなかったと思う。このようなケースでは、パッケージは大切だ。

だが、その彼は今年6月から農家の加工品製造の規制が厳しくなることに関して、「今のままでダメと保健所に言われたら、加工をやめればいいだけの話ですから」と言う。どういうことなのだろうか。詳しく聞いてみると、「色々とやってみたけれど、生で買ってくれるリピーターさんたちが必ず来てくれる店に集中するのが一番利益率が高い」ということがわかったそうだ。

まさに、今回の講義で学んだ「まずはいいものを作るのに集中」、「販路をどこに求めるか」、「ターゲットをどこにおくか」、「売り上げより利益率」を、遠回りをしたものも実践している人が身近にいたことが嬉しかった。

今後学びたいテーマ

すでに予定されている「価格設定」、「自分の考えを的確に表現する方法」。それ以外については、思いつく度に菅さんに投げかけて行きたい。


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