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【望み】

この1年よちよち歩きで配信してきた
字のことをほとんど書かない自分の日記のような(笑)メルマガをこちらに公開していきます。


メルマガ#3 2022/2/23

今日は中学2年生の長男との話。

コロナ療養を終え、二週間ぶりに登校する朝のことでした。

寝ぼけまなこで
「あ、メッセージ書いてないや」と言い出しました。

所属する男子バレー部の3年生へ卒業式に送る寄せ書きのことです。

寄せ書きや記念品を準備してくださっている保護者の方に
白紙のメッセージをわざわざ自宅まで届けてもらっていて、今日が提出日だったのです。

それを書く時間は腐るほどありました。

どうしてやってないの!?
どうしていつもそうなの!?

私の怒りが瞬間沸騰して
いつものように地獄の時間が始まりそうになった時、

ふと
「やらない」チャレンジで生まれた
自分は何を望んでいるんだろう?が湧いてきました。

約束したものを提出日にちゃんと出せる人になってほしい。
そうでないと将来困るから。

これを望んでいるから、
どんなに怒って嫌われても
母親の私ができるまで言い続けるしかないんだと思っていたけど

将来困ることを心配してるってことは?
  ↓
将来困らずに幸せに過ごしてほしいんだ。
  ↓
困らずに幸せに過ごしてほしい
  は
この子に幸せに過ごしてほしい
  ↓

そうしたら、今日だって

メッセージを出せないことに困らずに

久しぶりの学校を楽しんで過ごしてほしい。

ってすごくシンプルに思えて、怒りがシュルシュル〜と消えていきました。

そして詰まりなく出てきたのは、

「何か、手伝えることある?」でした。

こんなこと、長男が生まれてからはじめて言いました。
ずっと、本人が一人でできることにこだわって育ててきたから。

それは私自身が「一人でできなきゃいけない」「人に頼っちゃいけない」と思って生きてきた裏返しだったんだと思いました。

結果、私がしたことは
メッセージに添える長男の写真を4枚カラーコピーして、
少しハサミでカットしただけでした。

それで、おしまい。

たった、これだけのことだった。

長男はいつも通り悪びれることなく、学校へ出掛けていきました。

びっくりです。

いつもだったら、
長男の将来を悲観して一人涙して
帰宅して反省した様子のない長男を見ては
またくどくどと説教したくなっていたのに。

この数日、こんな日常と自分の気持ちを
漢字とつなげて書いています。

この出来事で【望】という字を書いてみました。


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