撮影中に起きた一瞬の出来事
深まりゆく秋
町の中を流れる川の浅瀬で水鳥は餌をとる為に
自分の気配を消してじっと立ち続けていました。
突然長いくちばしで餌を捕えると
すぐにどこかへ飛び立ち
その直後に出来た波紋で
川面に映り込んでいた土手の上に建つ家並は
大きく揺れてその形を崩してしまいました。
それでも間もなくその波紋が治まると
又 水面は水鏡に戻って
回りの景色を何事も無かったかの様に
映し込んでくれるのです。
作者はいつも外出する時はカメラを手にして
近所の川原や桜並木の歩道を散策します。
水辺の草木が作る趣のある映り込みに興味が有り
その様子の撮影中に起きた一瞬の出来事をフィルムに
納めました。
そして 後日素敵なアクリル画に仕上げてくれました。
複雑に揺れ動く波紋の ひとすじ ひとすじを
巧みにとらえ枯草の根元の奥まで
ゆっくりと広がる波を描き
水辺に垂れる枯草は
ドライブラシでカサカサした葉の様子を描くなど
観察の行き届いた作品に
感動の声を漏らしてしまいます。
絵画講師 若林 薫 評
「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
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