
「北へ」冬には冬が 春には春が 来る事を願い・・・。

この国での渡り鳥の繁殖期は間もなく終わり
幼鳥も親鳥と見分けがつかない程に成長しました
遠く北へと飛び立つ日はもうすぐです
他の鳥達も 家族で話し合いをしているかの様に
長い首を縦に振って合図を交わしています・・・
すると 突然その中の1羽が声高く鳴き
湖面を蹴ったかと思うと
大きくはばたいて
空へと舞い上がります
次々と後へ続く鳥達
空には長い列が幾筋も出来ます
先頭を飛ぶ鳥は風よけの為に
はばたきの強い 体の大きな鳥が選ばれます
それにしても長い距離を飛び続けるには
何羽かが交替で先頭を務めなければなりません
体力が有り進路を間違えず風をしっかり読める
経験豊かな鳥がどうしても必要です
幼鳥は列の中程に置かれ
親鳥達に見守られながら飛行します
この小さな体で2000㎞以上も飛ぶ事への驚きと
畏敬の念を感じてしまいます
湖や沼からは毎日こんなすばらしい光景を
見る事が出来ます
この青い星に
人為的に依る大きな気候変動が
起こらない様にして
世界中どこの国にも
冬には冬が 春には春が 来る事を願い
来年もその次も 又その次の年も
変わらぬ景色と営みが見れる
環境作りをしなければならないと思っています
描き方
黒いラシャ紙をデザインカッターで切り抜き
白い台紙の上に貼り付けています
淡く色の着いた部分は アクリル絵の具で
スパッタリング(はね掛け)を行っています

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