
「雨ふらし」雨雲をつれて金色の龍がやって来る・・・
何に感動し 何を描きたいのか 何を伝え何のために描くのか
風景、人物、静物それら全てに感じるものが
必ずあると思っています
自分の思いを画面に向かって悩みながら楽しみながら
描き続けています
雨雲をつれて 金色の龍がやって来る
日照りが続き カラカラに乾いた土地を見つけると
恵みの雨を降らして 足早に去って行く
金色の龍は 水神の化身
おだやかに暮らす人々の頭上には
やわらかな ここち良い小雨をもたらす
森は緑に萌え立ち 田畑は潤い
川はゆるやかに流れ 大海へと注ぐ・・・。
傲り高ぶる人間達には 滝の様な
戒めの大雨を降らす
洪水を引き起こし その物達をこらしめる・・・。
水先案内の雨ふらしは 水を必要とする
世界中の隅々まで休むことなく
北へ千里 南へ万里と
忙しく飛び廻る

最近テレビ等で 世界の気候現象が
あまり良くないとのニュースが
たびたび流れてきます
旱魃が続いて作物が育たず
食糧難が予想されたり
温暖化に依り 北極の氷が溶けて
海水面が上昇し 陸地が消滅している国もあります
日本でもゲリラ豪雨や台風は
甚大な被害をもたらしています
これらは人類が自然を無視したり
自分達の生活を維持して行く為に
やもうえず自然を破壊して
来たからなのかもしれません
そんな思いを背景にこの作品を描いています
描き方
麻紙ボードにゆるく溶いたアクリル絵の具を
黒、濃紺、茶、深緑、青、白の順に
何度も塗っています
塗っては自然乾燥させ 地塗りの調子が整ってから
龍と水先案内の妖精を描いています


ナレーション:石田江利
BGM:シェルブールの雨傘(津田佳世子クロマチックハーモニカ演奏)

「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・コメント・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」
この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!