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「黒き染み」何が正しくて何が間違っているかを知る全ての心の中に いつまでも残り消える事は無い

歴史の中でしか知り得ない戦争が 今はリアルタイムで
映像にて知らされる戦争の惨劇
戦争を知らずに生まれ生きてきた私達が  今何が出来るだろうと思う
ここに 以前戦争が残した事について描いた作品を 投稿いたします。

る人は 自国をまも
家族を守る為に 銃弾じゅうだんはな
戦争と言う名のもとで 人の命をうば

又 ある人は
母体や生活を守る為に
ひと粒の薬を飲む
それは 生まれて来る新しい命が
絶たれることだと
わかっていながら

何が正しくて
何が間違っているかを知る
全ての心の中に いつまでも残り
消える事は無い

黒き染み  F40号(100.0×80.3)㎝  アクリル画


77年前の戦争に 父は従軍しました 
自国を護り 自分の命を守るだけの道具ではなく
同時に相手を殺傷してしまう銃弾を身に着けて 
どんな気持ちで 毎日を過したのか?
たとえそれが戦時下であっても 
人を殺傷する事が許されて良いのか?
そんな疑問を持ちながら 
生きていたのかもしれません

どんなに考えても 戦争を知らない私にとって 計り知れない事です
父は一度も戦地での出来事を 話してくれた事はありません
きっと心に深い傷を 持っていたのだと思います
何が正しくて 何が間違っているのか 
未解決のまま 心の奥底にまっ黒い染みを
作ってしまったのでしょう 

そして それは 一生消える事が無かったのだと思います


描き方

木製パネルに寒冷紗をジェッソで貼り 
画面に鉄の赤サビを発生させる事で
時間の経過を表現し死をイメージする骨と銃弾を描き
更に黒い染みの部分はティッシュを貼り
黒い絵の具を染み込ませています


「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・コメント・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」


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