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必ず終わりが来るという事実を私自身の人生に置き換えて・・・

私たちすべてにふりそそぐ光と熱の源「太陽」
全生命の存在にも直接必要な光と熱は太陽によって与えられており
人間の生活に必要なエネルギーは太陽からのものです。
太陽は太陽系の中で最大。しかもとびぬけて大きな天体です。 
太陽系の全質量の99.8%を太陽が占めています。 
(さらにその残りのほとんどが木星のものです。)

太 陽


太陽は大変大きいので、太陽系のあらゆる天体に強力な引力を及ぼします。
地球が太陽のまわりを回っているのはこの太陽の引力のためです。
この太陽の強さが自分にあったらという願望はいつも考えていて、
1987年に太陽をテーマに「6千度の光球をわが胸に」と題して、
切り絵を描いたことが有ります。

太陽系の惑星の位置
太陽、水星,金星,地球,火星,木星,土星,天王星,海王星


太陽は過去の超新星の残骸です。
星間物質から作られた第2世代の星であると考えられ、
黄色矮星わいせいと言われ大きさが中くらいの恒星で、
天の川銀河の中にあります。

天の川銀河の中心から太陽までの距離は約2万8千光年のところに位置し、
地球から太陽までの平均距離は約1億5000万kmです。
(新幹線やまびこで60年・ジェット機で17年・自転車で570年・歩いて2000年もかかります。)

太陽の現在の年齢は46億年
直径は約140万キロで地球の約109倍
質量は地球の33倍
その中心核の温度は1500万℃以上と推定され、
表面は絶対温度が6000度です。

重力によって強く圧縮された中心部は高温・高密度で、
4個の水素原子核が1個のヘリウム原子核に変わる核融合がおきています。
太陽は水素をヘリウムに核融合してエネルギーを出しています。
その水素の在庫がなくなった時が太陽の最後となります。

50億年ほどすると、太陽は一旦現在の約200倍に巨大膨張します。
このように、寿命が尽きる前に巨大に膨れ上がった恒星のことを
「赤色巨星」と言います。

太陽が赤色巨星と化した時の大きさは、地球の公転軌道よりも大きくなるので、その時に地球は太陽に飲み込まれ消滅してしまうと考えられています。ただし最近の研究では、太陽が膨張する際に地球の公転軌道もいくらか外にずれるため、かろうじて飲み込まれずに済むとも言われております。

とはいえ、いずれにせよ地球は生物が住める状態ではなくなることは間違いないようです。
膨張した太陽はその後、収縮してうすぼんやりと光る「白色矮星」と呼ばれる状態になります。
さらに長~~~い時間をかけだんだんと光は弱まり、
ついにはまったく光らない「黒色矮星」となり、その生涯を終えます。

太陽の寿命は100億年とされていますが、
果てしなく長い時間ではありますが必ず終わりが来るという事実
私自身の人生に置き換えて作品を制作しています。

永き眠りに就く前  S20号  アクリル画


太陽が東から昇り西に沈み、そして月が現れる1日。
春から夏へそして秋から冬へ巡り巡る1年。
生まれて死ぬまでの人の一生。
その限りある時間の中で、何が出来るのか?何をするのか? 
何をしなければならないのか?自問自答し制作した、
「永き眠りに就く前に」を発表しました。

私の作品は、自然界にある現象をいつも我が身に置き換えて生まれます。
もちろん自然現象だけではなく、人間社会の現象も
我が身にあてはめています。
きっとこれからも自問自答し描き続けます。

新しく作品を描く時、風景や花を描き、静物や人物を描く時も、
まず心の奥に感じた事や想いを画面の中に描き込めることが大事だと
思っています。


最後までお読み頂きありがとうございました。今後も有益な情報発信をしていきますので、スキ・コメント・フォローなど頂けますと励みになります。
よろしくお願い致します。

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