迫り来る自然の驚異に感動して
岩手県宮古市の陸中海岸国立公園内に
浄土ヶ浜が有ります。
リアス式海岸の代表的な陸中海岸は変化に富み
1955年に国立公園に指定されました。
浄土ヶ浜は岬の外海の荒波に削られた奇岩と
波静かな内海の浜辺が対照的な景勝地です。
作者はその地を訪ね 迫り来る自然の驚異を
感じ取ったのでしょう。
この作品はP30号(91.0×65.2)㎝の中型の作品ですが
掛かれている岩肌の様子や迫力が50号以上の大きさに見えます。
岩肌の表現にはライトモデリングペーストを
ペンティングナイフで塗り
ゴツゴツとした様子を創り出しています。
又波打ち際の荒い落石には寒冷紗を下地に貼り
その上にグラスビーズを塗る事で
ザラザラ感を演出しています。
画面下部に僅かにのぞく
海面の白波と透き通ったブルーグリーンが
海の深さと水の冷たさを見事に描き出しています。
この作品は2023年第71回平塚市文化祭に出品し
平塚市教育委員会賞を受賞しました。
絵画講師 若林薫 評
「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?