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選んで後悔したこと vs 選ばなくて後悔したこと

みなさんは今まで、後悔したことはありますか?

僕はあります。23年しか生きていない若輩者ですが、振り返るといろいろ悩み、後悔してきた人生でした。

今回はそんな自分の「後悔」に選択という側面から向き合って文章を書いてみようと思います。

「後悔」の種類

僕は後悔は「選んで後悔したこと」「選ばなくて後悔したこと」の2種類に分類できると考えています。

「なんでこんなことしてしまったんだろう・・・」は前者、「あれやっとけば良かった・・・」は後者です。

まずは自分の後悔をこの2つに分類してみます。

選んで後悔したことベスト3

僕の今までの人生で「やらなければよかった」ランキングを発表します。

第1位:中学時代、バレーボール部部長にならなければあんなに怒られなくてすんだのに

第2位:二日酔いの朝、昨日あんなに飲まなければ苦しい思いをせずにすんだのに

第3位:小学校時代、吹奏楽部に入らなければもっと友達と遊べたのに

自分の中で最も根深い「選んだ後悔」は中学時代の経験です。

自分が所属していたバレーボール部は部活全体で50人近い人数がいる、かなり大所帯の部活でした。バレーボールは6人制スポーツなので、部員の大半は3年間で1度も試合に出れません。この集団のモチベーションを保ちつつまとめること自体、中学時代の僕にとってかなり大変なことでした。

さらにこの部活の顧問は競技はもちろんのこと、日常生活に関しても厳しい先生で、例えば授業中にふざけた態度をとった部員がいるとその日の放課後、「もう二度と部活をみない」と言われ、部活を見てもらえるよう説得しに行かなければなりませんでした(たった1人が授業中にふざけただけで、1人以外はまったく関係ないにも関わらず)。

このとき、部を代表して先生の元に謝りに行くのは部長の仕事でした。無罪にも関わらず1人職員室で長時間説教をくらいます。

こんな経験をしていたため、バレーボールの競技自体は好きでしたが、部活に行くのがとても辛い時期もありました。何度「なんで部長なんかやっているんだろう」と思ったことでしょう。

選ばなくて後悔したことベスト3

続いて「これやっておけばよかった」ランキングです。

第1位:ピアノや楽器をちゃんと続けていれば、もっと音楽を楽しめただろうに

第2位:学生時代、長期間海外留学しておけば、自分の可能性が広がっていただろうに

第3位:中学時代仲良かった友達と、連絡を取り続ければよかった

上記3つはどれか1つが根深いわけではなく、平等にじんわり後悔しています。

僕は趣味で音楽を聴いたり、作ったり、実際に演奏したりすることが大好きなのですが、声を大にして自分の趣味を共有することが苦手で、1人で閉塞的に楽しんでしまうことが多いです。

もしも小さいころやっていたピアノを続けていれば、ピアノをもっと自由に弾くことができて、楽しめただろうし、ピアノつながりで出会えた仲間と声を大にして趣味を共有できたかもしれないなぁと思って後悔しています。

第2位の海外留学は、コロナの世の中になってからよく思うようになりました。大学時代、学部で交換留学プログラムなど、チャンスはいくらでもあったのですが準備の面倒さが勝り、行動に移すことができませんでした。

「大学3~4年で授業が少なくなれば海外旅行くらいいけるだろう」と思っていたのですが、コロナの影響で日本から出られず、大学生活が終わってしまいました。

自分の後悔を分類して見えてきたこと

ここまで長くなってしまいましたが、自分の後悔を振り返って気づいたことがあります。それは

「選んで後悔したこと」は後悔と学びが残るが、「選ばなくて後悔したこと」は後悔しか残らないということです。

「選んで後悔したこと」の1つである中学のバレーボール部の経験は、今思えばメンタルを鍛えられたいい機会だったと思うし、今でも中学時代の部活仲間と仲良くできているのは、辛かった期間を共有したからこそだと思います。部長を引き受けて後悔している反面、この経験から得た学びがたくさんあります。

反対に、「選ばなくて後悔したこと」は後悔しか残りません。タイムスリップできるなら、「次は後悔しないように辛くてもピアノを続けよう」という学びを得ることができますが、残念ながら現代では時をかけることができないので後悔しか残りません。

「今からその後悔を原動力に行動したら学びになるだろう!」とおっしゃる方がいるかもしれません。確かにその通りだと思いますが、「選ばなかった後悔」はモチベーションになるほど強烈なものではなく、慢性的に抱えていてじんわりと大きくなっていくもので、気づいたときには手が付けられないものだと思います。

僕の場合、楽器が弾けないからといって今が不幸というわけではありません。ただ、このまま歳を取っていったときに今よりも強く「楽器を続けていれば」と後悔するだろうと考えています。

どんどん「選んだ後悔」をしていきたい

今回自分の後悔と向き合って、これからは「選ばなくて後悔したこと」を無くしたいと思いました!

社会人は学生時代より時間の融通が付かなくなり、仕事で疲れることも多いですよね。気を抜いていると選択を放棄し、現状を維持しがちになり「選ばなくて後悔したこと」が増え続けてしまうのではないかと思います。

これからは「選ばなかった後悔」をしないように、自分の希望と向き合って主張し、挑戦し続けたいと思います。数年後振り返ったときに「選んだ後悔」を思い浮かべて、そこからたくさん学び人として成長したいです!

あとがき

今回は会社のアドベントカレンダーの企画で、初めてnoteに投稿しました!

自分の所属する株式会社マイベストにはユーザーにとっての"最高の選択体験"を実現するために日々モノやサービスに向き合い、コンテンツを制作する方々がたくさんいます。いわば「人に何かの魅力を伝えるプロフェッショナル集団」です。

その中で普段直接コンテンツを制作していない自分が文章を書くのはかなり緊張しました。拙い文章ですが、最後まで読んでくださった方々は本当にありがとうございました。

いいきっかけだと思うので、これからもnoteで発信できればと思います。「あの時、noteを続ければよかったな」と後悔しないために!!

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