旗揚げ公演CHOICE のお話(あらすじ編)
今日からは、劇団らふの旗揚げ公演CHOICE がどの様にして出来たのか、
というお話をして行きたいと思います。良き所で止めます。
どれくらい長くなるかはわかりません。悪しからず。
らふが出来た日
LINEを遡ってみたら、2019年4月にグループができていました。
このタイミングでらふの母体が出来ていた事になります。
もう1年半前…旗揚げ公演をするまでにこれだけ時間がかかる事ってあるんでしょうか。ミュージカル、演劇は時間必要なんですね…
劇団の名前、旗揚げ公演の場所、企画。だんだん話が進んでいきます。
最初の時点で「オリンピック」というキーワードが出ていました。
やっぱり、今の日本を切り取ろうとした時に、東京五輪というのはアイディアとしてあったんですねぇ。めちゃくちゃブレストしたなぁ。
その時期に流行っていたコンテンツ、社会的な現象、普遍的なテーマ、などなど・・・どんな作品にすれば多くの人に共感してもらえるか、面白いと思ってもらえるかを考えていました。
確か3人で5~10個くらいの企画をそれぞれ持ち寄っていたような…
最初に選ばれた企画は”CHOICE” ではなかった
小見出しの通り、実は僕たちが最初にとりかかった企画はCHOICE でもオリンピック話でもありませんでした。
と言うか、CHOICE的なお話はブレストの中で出てきていませんでした。
ワンシチュエーションコメディをキーワードに、虫の物語だったり擬似恋愛シミュレーションだったり。
色々な企画を考えた後、採用されたのはCHOICEではなかったんです。
5月から3人でその企画のプロットを練りはじめました。8月まで3ヶ月近くそのプロットを詰めていましたね。でも、なんだか行き詰まってしまって。僕たちはコメディ大好き人間なので、内容もふざけ倒していたんですが、どうやらそれじゃだめだろうと。ここで真面目路線に切り替えました。
(次はどコメディに挑戦したい…)
「今の僕たちが等身大で描けるお話を作ろう」となりました。
そこで、3人もう一度集まって考えて決まったのがCHOICEでした。
3〜4時間くらいですかね、ものすごい勢いで内容が決まっていきました。
題名もその時点でCHOICEに決定。3ヶ月練ったプロットを捨てるのは寂しかったけれど、やっぱり良いものには変えられないし、いい作品ができる時のスピード感ってそんなもんですよね。
でも、いつの日か前のプロットの物語もミュージカルにできたらいいなぁ。
なかなか面白い設定だったんですよ。
ほぼ1日で決まったCHOICEのあらすじ
「自分たちにとって等身大の物語」。
その時点ですぐに、作品のテーマが「人生の選択」に決まりました。
これまでの記事で書いていますが、これまで僕たちは色々な選択を重ねて生きてきて、何度もやりたいことや夢をあきらめてきました。
夢を追い続けたい。でも、安定した生活も送りたい。そんな気持ちをずっと抱えてきた僕らだからこそ、それ自体を話にしたいな、と思いました。
「人生とは選択の連続 選ぶ道を悩み苦しむ
だけどいつか決めなきゃいけない 自分の手で 自分の意志で」
テーマソングともいえるM1CHOICEの歌詞冒頭。これが全てです。
そこで、「夢を追う人生」と「夢をあきらめた人生」、
その二つの世界線を描こう、という事になりました。
あともう一つ、最初の時点で僕たちが決めていたことがあります。
それは、「どんな選択も否定しないこと」。
だって、人生後悔したって何も始まらないじゃないですか。
むしろ、選択した先にある未来をどう生きるのかが大切であって、
その選択が良かったかどうかなんて、誰もわからないし、
それを決められるのは選択を経た後の自分自身でしかない。
なので、2つの世界線の果てである物語の終わりは、両方ともハッピーエンドにしよう、という事になりました。
でも実は「夢を選択した人生」により焦点を当てたい、という議論もありました。これを特に主張したのは紛れもない僕だったと思います。
夢に向かって突っ走りたいけれど、行動に出れていなかった自分。
そんな自分を鼓舞して欲しかったんだと思います。
でも、ほかの二人は違いました。この物語で人生や選択の良し悪しを決めるのは辞めようといってくれました。それは観てくれた人がそれぞれ感じてくれればいい事だったんですね。今では僕もそう思います。
そういう、お客さんに委ねる部分って、大切ですよね…
いよいよ動き始めたCHOICE。下北沢のリバティを4月4日~5日でおさえ、キャスティングも…と進行していきます。
そこからオリジナルミュージカルを創ることの難しさに至る所でぶつかっていくのですが…それはまた次回以降…
まとめ
今日はこの辺で止めておきます。主にいつ頃から作品作りを始めたのか。
作品の内容はどのように決めていったか、という事をつらつらと書きました。動き始めたのが1年半前だなんて信じられない。
でも、オリジナルミュージカルを創るにはそれくらいの時間が必要なんですね。あぁ、なんとなくミュージカルが何であんなにチケット代高いのかわかってきた…めちゃくちゃ時間と労力使うからや…
明日以降は、具体的な曲などについて書いていこうと思います。
どんな事を書けば興味を持っていただけるのかもわからないので
手探りですが…楽しんでいただけたら幸いです。
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