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私を映す他人という鏡

「どうしても親や他人の言動が気に障る。。」
目にする度、耳にする度、イライラする、許せない。
こんな事はないでしょうか?

どうしてこれほどまでに気に障るのでしょう?
他人事だって放っておく事は出来ないものでしょうか?
時間が経っても忘れたり、気にならなくなる事がないのは
何故なのでしょう?

ことある度に蘇ってくるこのようなことは、
実はそれと同じものが、他人ではなく「あなたの中」にも
あるからなのです。

あなたが見るものはすべて、言うなればあなたバージョンのそれです。
あなたというフィルターを通して色付け、形作られた、
あなただけのそれなのです。

あなたはあなたのこれまでにした経験や、学び覚えた知識を元に、
ありとあらゆる一切を見ています。
そうです。
あなたが自分の外に見るものはすべて「あなたの中にあるものなのです」

あなたの意見や心情、こうだと判断した内容が、
あなたの見るものに、不思議なほど上手に反映されています。
自分の外にあるものは中立で、特定の意味を持ちません。
と、言うより、あらゆる全ての意味を持ち合わせていると
言ってもいいかもしれません。
その中から、あなたがこうだとしたものの反応が、
あなたに返ってきているだけなのです。

あなたの気に障る他人のある言動があるならば、
それは間違いなくあなたの中に同じものがある証拠です。
それをあなたはとても嫌っているのです。許す事が出来ないのです。
だからこそ、自分の中にあるからこそ、ここまで気に障るのです。
他人はそれを全く意識もせずに、ただあなたに映して返しているだけです。

あなたがこのメカニズムにハッキリと気づくとき、
それはきっと変化していくでしょう。
そしてこのことは、逆の事にも言えます。
あなたが憧れる有名人や他人の性質は、あなたの中にも必ずある性質です。
あなたがそれに気づき、それを育て、表現していくならば、
それは豊かに育ち、あなたの人生の中で、素敵に輝き始める事でしょう。


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