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アドバイスに使ってみたい漫画の名言② ~『修羅の門』~

 大会や発表会、試験など人生を左右する戦いに挑むとき、
真剣であればあるほど、不安や恐怖を抱いてしまいます。

それは

大人であっても、
子どもであっても、
プロであっても、
素人であっても

関係ありません。
そんな悩みを抱えている人への
アドバイスに使ってみたい漫画の名言がこれです。

戦うって事は怖い‥って事だ
そして、そこから
逃げない‥‥って事だってな

漫画『修羅の門』,陸奥九十九

千年不敗の古武術を伝承している最強の主人公でさえ、
このように感じているとする心理描写は、
凡人の私を何度も励ましてくれました。

この名言に対する私の個人的な見解

主人公の感想

この名言は単なる主人公、個人の感想であり、

「戦う」とはどういうものかを説明しているだけで、

それをどう捉えるかの決定権は、すべて私たちにあります。

「がんばれ」などの応援メッセージや
「だから、こうしましょう」という提案も一切含まれていません。

「戦う」ということが、どういうことかを
正しく認識することが大切で、
それができてない人は

「戦い」のスタート地点にすら立てていない

という意図を感じます。 

何が怖いかは書いていない

「戦う」とは怖いことだ
とは、わかりますが
何が怖いということは具体的に示していません。

それは、
戦いを挑むにあたって、恐怖の対象となるものは
人それぞれであり、

大人が感じる怖さであろうと
子どもが感じる怖さであろうと
誰であろうと

関係なく、

戦うことによる怖さに、大小や上下がない

という敬意が込められているからだと思われます。

怖さを感じることは当然であり、恥ずべき行為ではないということです。

怖さを知ってからが「戦う」ということ

 ただし、怖さを感じるだけでは、まだ「戦い」にはなっていません。

 怖さを知って、
 そこから逃げないこと

で、初めて「戦う」ということになると書いています。

「逃げるな!」
「戦え」
「立ち向かえ」
と呼びかけているのではありません。

ただ、ただ、逃げないこと

「戦う」ことであると陸奥九十九は断言しています。

この逃げないという曖昧な表現を用いることで、
人それぞれの戦い方が存在し、
どんな戦い方であっても
リスペクトするべきものであるということが伝わってきます。

あなたの意志が決める!

そして怖さを感じる中、戦いに挑むとき、
そこで

逃げるか、
逃げないか

は、あなたの意志、心が決めることであって、
他人が決めることではないということを
強く意識させられる名言なのではないでしょうか。

まとめ

私はこのように受け取りましたが、
考える余白が多いからこそ、
十人十色の解釈ができ、
戦いに臨むときの心の支えになる名言であると思います。

ちなみに、私が教員の頃、
部活動の大会や高校受験前によく引用させてもらいました。


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