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にゃんこ先生の猫でもわかる「音楽理論」楽譜編

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楽典の基礎を楽しく学べる「絵本感覚の音楽教本」にゃんこ先生の『楽譜編』の記事のまとめです。 にゃんこ先生の音楽理論はTwitterで広まり、公式LINEの読者は1200人程になり…
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音部記号の書き方を覚えよう!

■「ソ音記号」と「ファ音記号」!? 真っ白な紙にト音記号を書くのは簡単! でも、五線紙に書くのはちょっと難しい…。 五線にのせる位置が決まっているからですね。 内側から2番目の線の上が「ト(G)=ソ」と「へ(F)=(低い)ファ」です。 どちらも、真ん中のドから5番目の音(「ドレミファソ」と「ドシラソファ」)になりますね! (※ドレミは音名として使用) ■「ト音記号」の絵描き歌🎶 楽しく描き慣れましょう! ■音部記号の3つの種類 【1、ト音記号(高音部記号、G cle

ドレミって何語? 「音名」と「階名」

■音名と階名私達が幼い頃から普通に馴染んてきた「ドレミ…」はイタリア語なのです! 🔵「音名」=絶対的な音の高さを示す →日本では、主に日本語、英語、ドイツ語で表記 🔴「階名」=主音に選ばれた音に対する相対的な高さを示す(調の中での機能を示す) →日本では、イタリア語で表記 ■2つの調で音名と階名を比べてみよう!『ハ長調』と『ト長調』を比べると、「音名」はそれぞれ違いますが、「階名」は調の中での機能を示すので、同じになりますね! 例えば、「階名唱」というのは、どの調でも

「線」と「間」(5線の階段)!

■「線」と「間」ピアノのレッスンでの会話🎹 私👩:音符は5線の階段をどうやって登るの? S君👦:少しずつ! 私👩:どういうふうに少しずつ登るの? 😆 音符は、「線」と「間」を順番に登っていきますね! ■音程(2音の距離)「音程」という言葉は、会話の中で「音程ちょっと低くない〜?」というように、「音の高さ」という意味で使われるのをよく耳にすると思いますが、実際には「二つの音の高さの隔たり」(インターバル)のことであり、「○度」のように、度数で表します。 例えば、同じ3度の

「ポイント音」で楽譜がスラスラに!

■真ん中のド(ミドルC)で半分に分けよう!全くの初心者の方であったら、まずは「ト音記号」の「ド〜ソ」くらいを覚えて、「線と間の関係」に慣れるのが良いですね。 「ト音記号」だけでなく「ヘ音記号」もマスターしたい場合は、 「真ん中のド」で半分に分けて「ト音記号は上へ」「ヘ音記号は下へ」音域を広げるように覚えていくのがおすすめです! ■4オクターブをマスターできる「ポイント音」🔴5つの「ド」 🔴2つの「ソ」と「ファ」 を覚えると、4オクターブの範囲をカバーできます! ■1つ抜

音符の種類を整理してみよう!

■基本の3つの音符まずはこの3つを覚えましょう♪ ●4分音符「黒まるぼう」(1拍) ●2分音符「白まるぼう」(2拍) ●全音符「白まる」(4拍) あとの音符は、これに「はた」や「点」がつくだけです! ■【はた】がつくと「半分」になる!「4分音符」より長さが短い音符は、ケーキ🎂かピザ🍕を思い浮かべるといいですね。(「1拍」をいくつに分けるか!) 演奏するときは、「ウラ」を意識して、綺麗に「等分」することが大切です! ■【点】がつくと(元の音符の長さの)「半分足す」!幼児

音符の「名前」と「長さ」を覚えよう!

■何を「1」とするかで覚えよう!🍎音符の「名前」 『全音符=1』として、それをいくつに分けるかで覚える 🍎音符の「長さ」 「4分音符=1』として覚える 例えば、8分音符は、 「全音符の8分の1の長さ」と言われてもピンときませんが、 「1拍を2つに分けた長さ」と言われると分かりますよね! ■音符の歌🎶基礎的な音符を歌いながら楽しく覚えましょう♪ ■「点+はた」のセット「点+はた」のセットはリズムパターンとして覚えておくと良いですね! 2拍(または1拍)を「3対1に(頭デ

休符の「名前」と「長さ」を覚えよう!

■何に見える?私のピアノ教室では、「2分休符」と「全休符」が出てきた時、覚えやすいように、何に見えるかを生徒さんに聞いています。 🍏2分休符・・帽子、お鍋の蓋 🍏全休符・・ハンカチ、エプロン、ふんどし、蓋が取れたお鍋 私的には「ふんどし」がツボでした😆 ■書く位置を間違えないためには!?上のイラストをTwitterに投稿したところ、フォローワーさんから「私は、〜と覚えました!」「私は、〜と教えています!」というご意見を沢山頂きました。 その中から私が選んだ「なるほど大

「タイ」は音の長さの足し算!

■「ネクタイ」の「タイ」!「タイは、たし算!」と覚えてしまうと、語呂も良いのでオススメです。 また本来の意味は「結ぶ」になります。 「ネクタイ」の「タイ」というとピンとくると思います。 「ネック」=首、「タイ」=結ぶ、ですね。 ■「タイ」と「スラー」を見分けよう!「連続する」「同じ高さの音」をつないているものは「タイ」! それ以外は「スラー」です。 🔴タイ・・連続する、同じ高さの音をつなげる(音の長さ) 🔵スラー・・なめらかに(演奏の仕方) ■「タイ」は「拍子感」を明

「アウフタクト」とは!?

■「アウフタクト」とは!?曲はいつも1拍目から始まるとは限りません! 小節の1拍目(強拍)以外の拍(弱拍)から始まることを、「アウフタクト」(弱起)と言います。 【ポイント】 🔴例えば、3拍目から始まる曲なら、1、2拍目を感じてから入りましょう 🔴1拍目に向けて重さを感じましょう 〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜 以下の「にゃんこ先生🐱LINE公式アカウント」にお友達登録して頂くと、週1回「にゃんこ先生🐱」からのお便りが届きます❣️ (

2、3、4拍子のまとまりを感じよう!

■「まとまり」があるから心地良い!音楽には一定に刻む『拍(ビート)』があり、その拍の「まとまり」が『拍子』です。 周期的な流れ(サイクル)」と言えますね。 🍎分母→1拍とする音符 🍎分子→1小節にいくつ入るか 下の数字(分母)から読みましょう! 「小節感(まとまり感)」がないと、自分がどこ(何小節目の何拍目)にいるのかがわからなくなってしまいます。 「1拍目を感じること」=「最終拍で1拍目に向かってふりかぶること」が大事です。 リトミックでは、最終拍を「アナクルーシ

8分の6拍子は大きな2拍子!

■「3拍のまとまり」×2つ!8分の6拍子は、「1、2、3」「4、5、6」のように『3拍のまとまり』で感じる『大きな2拍子』です。 8分の6拍子を感じるには、「1、2、3」で一振り、「4、5、6」で一振り、音楽に合わせて指揮のように腕を動かしてみたり、身体を揺らしてみましょう。 ■「複合拍子」とは!?8分の6拍子だけでなく、「3拍のまとまり」を複数持つものを総じて「複合拍子」と言います。 ■拍子は約分禁止!算数では約分しますが、拍子は約分禁止です! 「8分の6拍子」と「4

色々な拍子を比べてみよう!

■2/2拍子と2/4拍子の違いは?同じ2拍子なので、「1、2」(「1ト2ト」)と取る点は同じなのですが、どの音符を1拍とするかが異なります。 🍎2分の2拍子→2分音符を1拍とし、1小節に2つ分入る 🍎4分の2拍子→4分音符を1拍とし、1小節に2つ分入る 自ずと、他の音符の数え方も違ってきますので、主なものを比べてみましょう! ■2/2拍子と4/4拍子の違いは?上の図の下半分(緑の枠内)に書かれている通り、 4分音符が4つ分入るのは点は同じですが、拍の取り方(感じ方)が違