エンジニアは休日に勉強すべきなのか

少し前に見かけたので私なりの意見を。
結論を言うと、別に勉強したければ勉強すればいいし、勉強したくなければ勉強しなくていい。
社会人であり、テストや単位といったことがないんだから特に個人の裁量が大きいだろう。

レベルアップは人生には必要

いきなりだが、仕事のことから離れる。
人生において、レベルアップというのは絶対に必要。
RPGのゲームで例えると、レベルが上がらない(経験値が入らない)のにただ敵を倒す作業は面白くない。[^1]
[^1]ゲームしない人には申し訳ない例え
経験値が上がらないしいいアイテムも落ちないのにスライムをひたすら倒すとか、サボテンダーを倒すとかを何時間も何日も何年も繰り返すことができる人はいないと思う。

人生も同じで自分の知識、知見・素養がなんら変わらない日常を過ごしても毎日に面白みはないだろう。

だからといって毎日頭が良くなりそうな本を読めとかそういったことは全く思っていない。

経験値=勉強ではない

ゲームの経験値は数値化されているのと、概念になっているが、戦った中の経験で強くなるといったのをわかりやすくしているだけ。
なので人生のレベルアップに必要な経験値は昨日よりも知識、知見・素養が上がれば獲得している。

それが娯楽だと仕事のスキルにつながりにくいだけで、レベルアップはしている。ストレスを軽減させるといった目的の方が強いのもある。

勉強と言われるような、論文、専門書・ビジネス書を読んだり、仕事関連のもの作ったり、資格取得などは仕事のスキルにつながりやいから経験値が高く見えるだけ。

好きなこと、面白いことといった要は趣味に対してだとしても興味を持っていれば人生は豊かになると思う。

勉強が必要な仕事

では、勉強が必要な仕事とは何か。

業種は関係ない

本来業種は関係なく、仕事をしていく上で勉強は必要。
年功序列から成果主義の流れがある今は特にそうだと思う。[^2]
[^2]ただし、年功序列の中でも課長や部長といった役職者になるにはテストがあるとか勉強は必要だったという認識

例えばマネジメントをする立場になる人を決める場合、勉強してない人よりも、マネジメントに関して勉強している人が優遇されるだろうし、ビジネスマネジャー検定試験といった資格だとしても明確に勉強したという結果がある方がより優遇されやすい。

新しい仕事を振られたり、違う仕事をやりたい場合は勉強している方が有利になるし、振られやすい。

ある程度社会人経験を積んで成果も出せてないような人にある仕事はルーチンワークになると思う。

エンジニアは特殊

エンジニア関係なく勉強は必要といった元がエンジニアの話だったので戻る。
googleでの辞書検索のOxford Languagesで勉強を検索すると以下が出てくる。

1. 《名・ス他自》無理にでも(=強)努力して励むこと。
2.仕事に精を出すこと。

Oxford Languages

エンジニアが特殊と言うのが、好きでやっている人が多いため、Oxford Languagesの勉強には当てはまらない。
他の辞書だと『物事に精を出すこと』や『熱心に物事を行なうこと』とあるので勉強と言えるだろうが。

他の人が勉強していると思うようなことでもエンジニアにとっては趣味としてやっている人が多いのでめちゃくちゃ特殊な世界だと言うこと。

ただそう言う人が多くはなくてもいる社外の中で上位になるにはどうするか。結果として勉強するしかないとは思う。
今の会社で年功序列で上がっていけばいいとか、別に今の仕事を淡々とできればいいとかいう気持ちであれば勉強しなくていいし、最初にもいった通り個人の裁量に任されるもの。

つまり勉強するかどうかは、自分がどうなりたいか、自分がどう言う仕事をしたいかなどライフプランによって変わるもの。

趣旨が違う話になるが、セキュリティエンジニアが対策してもクラッカーがさらに突破するというイタチごっこに関して。
セキュリティエンジニアは仕事として8時間とかで対策をやっているけどクラッカーは遊びでやっているから時間とリソースのアシンメトリがあると言うのを何かで見た気がする。

勉強は嫌い?

そもそもみんな勉強は嫌いなのか?と言うのが素朴な疑問。
高校生までの勉強のさせられ方が問題で学校の勉強が嫌いというのはわかる。
大学生から強制的にする必要がある勉強は少なくなり[^3]、大人になってからは強制させられない。
[^3]単位の関係で強制的された必修科目があった記憶
勉強するにしても好きな時に好きな勉強をすればいいし、辛くてやりたくないという勉強ならやめればいい。
面白いと思えるものが見つかったなら、それは幸せなことだと思うし、それに関連する仕事をすれば、自ずと勉強してどんどん成長できるという仕事で幸せ度は増す一方だと思う。

エンジニアが特殊でやっているとは言ったものの、あくまでエンジニアがGitHubやZennなどのサービスのおかげで可視化されるだけで、世の中仕事に関係することが趣味だったり、勉強することが好きな人って多くいて、そういう人ほど、仕事が出来ていると思う。

社長とか初代以外の家族経営の会社とか、お金のことしか興味ないといった人も一定数いるが、志を持った社長した事業に関することが好きだから関連した事業をやっているとか多くいる。

勿論好きなことを仕事にした結果、嫌いになったという人もいる。原因はその人がと言うよりも環境に問題があった場合が多い印象だが。
そのため一概にはいいとは言えないが、好きなことを仕事にするというのは人生が楽しくなるものだと思う。

好きなことを仕事にしている人が多い場所というのは倍率が高くてなりにくいという場合も多くあると思うが。

反則技

反則技であまり大きなことで言えないことだが、業務外で勉強したくないというのなら業務内で勉強すればいい思っている。

業務中やると言っても業務に支障がない範囲。
そもそもオフィスワークで勤務時間フルで仕事をただひたすらにしている人ってほとんど居ない。仕事が好きな人の場合は話は違うが、Webサーフィンしたり、Twitterしたり、離席してスマホいじったりといったことをやっている人を今まで結構見てきた。
ようはその時間で勉強すれば良くないか?というもの。
Webサーフィンしたり、Twitterしたり、スマホいじったりって業後に家でゴロゴロしながらできることだから。

仕事量が異常で仕事を終わらすまで毎日残業という場合みたいな環境では出来ないがそうじゃないなら業務内で情報収集という名目でやれる可能性は高い気がする。エンジニアの場合は特に。

それすら嫌だというのならもうわがまますぎて手に追えない…。 

まとめ

  • 社会人なので勉強するかどうかは個人の裁量に任される

  • 面白い仕事や成果主義の中で評価されたいならエンジニアに限らず勉強は必要

  • 仕事を選ぶも勉強は必要

  • エンジニアは勉強というよりは趣味でやっている人が多くいるため、社内だけでなく社外で評価されたいなら勉強は必要

  • 最悪業務内のサボり時間があるならその時間で勉強すればいい


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