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クリスマスコンサート@ダイアログミュージーアム

                          2020年12月24日

コンサートの10日くらい前、ダイアログ・イン・ザ・ダーク「対話の森」クリスマスコンサートが行われることをメールで知り、新しくミュージアムができたのに行けていなかったけどこれってチャンス?とピンときた。24日の午後なら、午前中で仕事を切り上げたら間に合うなー、クリスマスイベントなら、代表の志村さんやスタッフの皆さんにも会えるんじゃないかと思ったら、いてもたってもいられずチケットを購入です。応援したかったり、心配だったりいろいろな気持ちは、SNSでコメントすることもできるけど、やっぱり足を運んで会って伝えたい。そしてコンサートに行くことは誰にも言わないでおいた。

当日は、クリスマスコンサートに何を着て行ったらいいかなんてすっかり忘れていて、とりあえず赤っぽいコートに赤い猫柄のマスクに赤いネックレス、スニーカーではなくブーツを履いて。クリスマスらしく浮かれているように見えたかな?

ちょっと早めについてしまったけど、ご無沙汰してしまっていたけれど、スタッフに温かく迎えられ、次々とこられるお客さんや志村夫妻やスタッフさんとあいさつしたり近況報告をしたり。ハグは心の中で。びっくり、喜んでくれてるのが伝わって感無量。スタッフも併せて20人くらいの贅沢な空間。隙間だらけの広い空間だけれど、はじまりの時間が近づいてみんなの期待が高まったのが空気を伝わってきて、互いの距離が縮まってきたのを感じる。

スタッフの挨拶の後、歌手の北村さん、大胡田さんが現れ、すっとピアノの前に立ったかと思うと、アカペラで We wish you a Merry Christmasを歌いだす。空から声が降ってくるようなソプラノの素敵なハーモニー。澄んだ高い声、会場に響く音、一瞬にして引き込まれる。

人の声ってこんなに優しく耳に体に響いてくるものだっけ?毎日毎日マスクの下のくぐもった声をようやく聞き取るような毎日で、私、人の声を忘れていたんじゃないかな。日々の緊張で頭の中に固まってしまった部分が、柔らかくじんわり広がっていくような気がした。

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そのあとは、大胡田さんがピアノを弾き、北村さんと歌うクリスマスソングメドレー。その後は、お二人が交互にソロを歌い、互いにピアノ伴奏をしたり。どれも素敵なクリスマスソング。

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手作りのプログラム。切り絵の表紙にドットで煙突のある家が裏表紙にはありました。ピアノはピアニストの秦まりこさんからのプレゼントだそう。この空間にグランドピアノがとてもあう。

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写真は、クリスマスソングの歌詞をまず日本語で朗読されたときのもの。そのあと外国語で歌を。そういう内容だったのかと2倍楽しめる仕組み。

あっという間に時間が過ぎていき、歌うたびにみんな力いっぱい拍手をしました。お二人とも目が見えないから、感動と感謝を伝えるにはとにかく拍手しかない。周りを囲んだ拍手の聞こえるほうに何度も挨拶してくれる彼女たち。

こんな時期にコンサートなんてやっていいのかな、ともお話しされていたけれど、コンサートをしたいという彼女たちとそれを実現してくれたスタッフの人たちの苦労は笑顔に隠れているけれど、大変なものだったと思う。この1年を思い、来年に向けて感謝の気持ちと優しい気持ちであふれ、自分もいろんなことを思い出してしまいほろっと涙がでてしまったコンサートでした。
クリスマスソングを聴きながら、今年の出来事、会いたくてももう会うことのできなくなってしまった友人のこと、そしてクリスマスイブのこの日に久しぶりに会えた友達のことを考えていたせいかもしれない。会いたい人に会うのに、会えない理由を作らないように過ごしたい。それがクリスマスの過ごし方かな。

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みんなで記念写真。

このあと、ダイアログサイレンスもやっているよということで、急遽チケットを購入して参加してきたのでした。かりんさんのアテンド最高!クリスマスバージョン、楽しかったです♪ 

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