金井南龍インタビュー(1987年)から〜稲荷経済と龍宮経済、富士の真柱


お稲荷さんの行列

上州(群馬)生まれ。
子供の頃から、お祭りにお稲荷さんのやってくるのが見えていた。「稲荷道」のように、各地方のお稲荷さんが行列してやってくる。葬式や結婚式に親戚が集まるのと同じ。
おいなりさんは自分を認識していて、来るときにはお土産を持ってきてくれた。自分も小学校に上がる前ごろから、各地の稲荷、笠間稲荷、竹駒稲荷、伏見稲荷などに遊びに行っていた。
例えば夜中に「栗まんじゅうが食べたい。笠間でご馳走になろうかな」と思えば、狐がタクシーのようにやってきて乗せて行ってくれる。着くと、綺麗なお姉ちゃんが栗まんじゅうを用意してくれる。人間が作ったものと違って、いくら食べても腹に溜まらない。
肉体は関係ない。強いて言うなら魂だけが行く。

カネしか欲しがらない現在は眷属神道

今の日本は眷属神道。(狐とか天狗とか)
神社へ行くものは御利益しか欲しがらない。そんなもので神様の出番はない。仏教も同じで如来も菩薩も今は出ない。
現在日本を牛耳ってるのは金毛九尾。誰でもみんなカネしか欲しがらない。

稲荷経済と龍宮経済

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最近になって、金井南龍という昭和期に活躍された神道家の存在を知りました。 彼の言及であまりにも興味深いのが「白山王朝(=前王朝)」および白…

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