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今日はリバーサルオーケストラの日だから仕事しないでこれ書く

門脇麦さんが主演というだけで、毎週録画をセットした今期唯一のドラマ「リバーサルオーケストラ」。第6話の放送前に録画しておいた1話から5話を一気見して楽しい!となり、今やビハインドストーリー見たさにhuluに入るくらいにハマっています。月額1026円(税込)。あのー、解約のタイミングって、円盤が発売されたときでしょうか……?


リバーサルオーケストラってどんなドラマ?

オーケストラって名前がついているくらいなので、オーケストラを舞台にしたドラマです。

海外で活躍するマエストロ・常葉朝陽と、今はひっそりと役所勤めをする元天才ヴァイオリニスト・谷岡初音を中心に、地方の3流以下のポンコツオーケストラを立て直すという、一発逆転音楽エンターテインメント。

簡単に言うなら一度挫折したことのある大人たちの青春群像劇ですね。

この一度挫折したことのある、というところがポイントで。
音楽を諦めようと思っても諦めきれず、音楽にしがみついている団員たちが、それでも音楽と生きていくと清々しいまでに覚悟を決めていく様は見ていて本当に気持ちがいいんです。
諸手を挙げて背中を押したくなるし、泣けるし、どこかで彼らが今日も練習に励んでいるのではと錯覚しそうになります。

俳優さんたちがちゃんと楽器と向き合って楽器に馴染み、演奏しているところもポイント。
もちろん全部が彼らの音というわけではないでしょうが、それでも弓の動き、運指を見ているだけでも感動します。

門脇麦さん演じる初音がとにかくかわいい

カメレオン女優・門脇麦の可愛さが大渋滞しています。
わたしは門脇麦さんがとにかく大好きなんですが、谷岡初音を、嫌味なくここまで演じられるのは門脇麦さんしかいないと思っています。
というのも、初音の言動はやる人がやれば「あざとい」「ぶりっこ」「イタい」と思われてしまいそうなところが多々ありまして。

たとえば、5話。
オケメンバーで同居人の庄司蒼が初音のためにアイスを買ってくるシーン。
苦手なナッツ入りアイスにがっかりしたあと、チョコアイスを見つけ「あ。チョコあった。これもらってもいい?やったあ」とにぱーっと笑うんです。
これ、28歳の女子(初音は28歳)がやったらどうです?普通にやばいでしょう。
それを彼女の絶妙な芝居で、天真爛漫で仔犬のような初音になっています。


田中圭さん演じる常葉朝陽の笑顔の破壊力

田中圭さんで思い出すのは、図書館戦争。
田中圭さん演じる小牧と土屋太鳳ちゃん演じる毬江のシーン(知る人ぞ知る「もう子供に見えなくて困ってるよ…」です)で、当時わたしの中にかろうじて残っていたときめきが爆発しました。

あれ以来のときめきがここにきて再来。

常葉朝陽は無愛想で毒舌な天才マエストロ。でもいい音楽に触れた時だけ信じられないくらい優しい顔で笑うんです。
その笑顔にオケのメンバーも初音も撃ち抜かれていき、同時にテレビの前の私も膝から崩れ落ちるくらい毎回ズタボロ。

そして個人的に推せるのは、常葉朝陽が37歳というところ。アラフォー常葉。めちゃくちゃいい年齢。この設定だけで白ごはん3杯はいける。

言わずもがな、指揮シーンも抜群にいい。わたしが好きなのは第6話のカルメン組曲ジプシーの指揮です。Tverにあるのでよかったらぜひ。


音楽がぜんぶいい

劇中音楽を手がけるのはおしゃべりピアニスト清塚信也さんと啼鵬さん。オリジナルはもとより、クラシックをアレンジした楽曲もたくさん聴けます。
ちなみに本日発売のサウンドトラックを聴きながら、これ書いてます。サブスク入っててよかった!わたしは「夢見る舞台」という曲が好きです。

オケの演奏は神奈川フィルハーモニー管弦楽団。先月、実際に門脇麦さんと田中圭さんが、初音&朝陽として出演したコンサートも話題になりました。


脇を固めるメンバーもいい

瀧内公美さんがコメディエンヌとしても開花しているような気がします。彼女の細かい演技を見るのが楽しみのひとつ。
あと初音の妹でオケのSNS担当である奏奈を演じる恒松祐里ちゃんもいい。第7話の最後、お父さんに「自分のことも大事にしろよ」って言われたあとの表情が絶妙で、この子天才かな……と真顔になりました。


とにかく今日が楽しみすぎて

というわけで本日は第9話。え、待って。来週最終話ってこと?信じられない!ずっと見れるんじゃなかったんですか?(そんなわけない)

きっとわたしはこのまま行けば、オフィシャルブックも買ってしまうでしょう。
ああ、ありがとうリバオケ。今日も楽しみです。


余談:門脇麦さんと田中圭さんにやってほしいと思っていた役

辻村深月さんの傲慢と善良は、いつか絶対なんらかの形で映像化されるだろうと踏んでいるのですが、わたしは門脇麦さんが主人公を演じたあのこは貴族を観てから、傲慢と善良の主人公・真実は門脇麦さんはどう?と思っていました。
年齢的にちょっと若すぎるかな?とも思うけど(真実はアラフォー)、麦ちゃんの演じる真実が見たいなーなんて。
で、女に困ったことがない40手前の架は、田中圭氏がいいんじゃない?と薄ぼんやり考えていたわけです。
でもこれだけリバオケでがっつり絡んでるし、その線は消えましたかね……。

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