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海で食べるピアディーナ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

そろそろ6月も終わりですが、今年はまだ2回しか海へ行っていなく、しかも水には触れていません。 こんな夏、初めてだわ。 コロナの影響で出足が遅れたという事もありますが、毎年「海!海!」と騒ぐ相方が今年は割と静か(笑)。 プラス、例年よりも気温が少々低めだからかしら? 30度に達する日が数えるほどですから。

通常は朝9時に行き1時ごろまで、そして帰宅してランチという感じです。 何せ家から車で5分の距離なので、楽チン。 物凄く海が綺麗な時などはお昼過ぎまで居残る事もあります。

先週2回目に入った時、家にランチの準備はほぼ出来ていたのですが海風が気持ち良く、少し長居をする事にしました。 私達の行く海のクラブ、ランチも提供してくれます。 その代わり食べ物屋飲み物の持ち込みは厳禁、結構厳しいです。 それに文句を言う人達もいるのですが、経営者側としてはしっかりとお金を落としてもらいたいですよね。 どちらの気持ちも分かります。

それはともかく、残る事にしたので何か食べなくては。 基本パニーノが中心で、その他サラダ類、カツレツや肉のグリルなどもありますが、簡単な物ばかりです。 きちんとしたキッチンが設置されているわけではないので、手間暇かからない物となります。

暑い所で、しかもしっかりとしたキッチン設備がない所なので、相方は肉類を避ける。肉の品質や品質管理がどう行われているかわからないからだそう。 なので今まではいつもトマトとモッツァレッラとか、ツナとトマトとか、そういうパニーノを選んでいました、何年も。 ところがメニューを眺めながら、この日はふと「ピアディーナ」に目がいきました。 ピアディーナは北イタリアのエミーリア・ロマーニャ地方の物で、イーストを使わないピタパンのような物。小麦粉にオイルかラードをこねて平たく伸ばし、鉄板で焼きます。 イタリアではスーパーでも売っていて、フライパンで温めて使用します。

3種類ある中から割と定番の物をチョイスしました。

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生ハム、モッツァレッラ、トマト、ルコラ。 王道ですね。 ちょっと気になっていたハムですが、驚くほど上質でびっくり。 普通のバールよりもよっぽど上等です。 実際脂だらけだったり全く美味しくない生ハムを使用する所も多く、がっかりする事もあるのですよ。 最高の生ハムで、良かった〜。 そしてパニーノよりも軽いので、ほぼサラダ感覚で食べられます。 美味しかった。 次もこれにしようっと。

岩場の上、海に飛び出すように設置されたこのクラブ、海が反射して写真も青っぽくなりました。

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