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チキンモモ肉

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

数年前、ポーランド人の友人宅で出てきたチキン料理、骨付き鳥モモのオーブン焼きがとても柔らかかった事がありました。(このポーランド人は先日のホムパにお招きした彼女ではありません、別の人。) オーブンで焼いただけでこんなにホロっと骨から外れるくらい柔らかくなる? そして中までしっとり焼けているのです。

どうやって作ったのかを聞いてみたら、マヨネーズでマリネしたとの事。結構びっくりしました、だってマヨネーズでマリネって発想がとても日本ぽいですから。 ヨーロッパでマリネ液にマヨネーズを使うと聞いたのは本当に初めてでした。

そして私も試してみました。 彼女はマヨネーズだけで一晩マリネをしたと言っていましたが、私は少々アレンジしました。 マヨにお醤油を少し加えて味付け、遠い昔の事なのでマリネした時間はよく覚えていませんが数時間。 ランチの後にマリネしておいて、夕食に食べたとか、そんな感じだったと思います。

大変美味しくできてその頃は何度か作った物の、ずっと忘れ去られていたレシピです。 何故かこの前ふと思い出したのです。 簡単な鶏肉レシピはないかなぁと半ばボーッとしながら考えていたら、あの彼女の鳥肉が浮かびました。

という事で、何年か振りの「鳥モモマヨ焼き」です。 

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皮を剥いだモモ肉は、一口大より少し大きくカット。 いきなり思い付いてやったのでしっかりマリネする時間もなかったので、切りました。 マヨと醤油で漬け時間はほんの1時間弱。 そして普通にフライパンで焼くだけです。

これ、今更ながら美味しい。 昨日はフライパンで焼きましたが、オーブンに入れたらもっと楽だと思います、側にいなくても良いのですから。 これからはちょくちょく食卓に上りそうです。

それにしても、頻繁に作って定番になった料理がいつの間にか食卓に上らなくなる事があります。 そしてそのまま忘れ去られて何年も経ってしまう・・・。 どうして忘れちゃうのかしらね? それともこういう事は私だけに起こる事? 

大抵そういう料理はとても簡単な物で、だからレシピを書き留めてもいなくて、というかレシピなんて存在しないに等しい感じ。 だから忘れてしまうと手帳を見てもレシピノートを見ても目に止まる可能性はゼロ。 何かの拍子に自分で思い出さない限り、永遠に日の目を見る事がないのです、かわいそうにね。 

今回noteに書いた事で、少なくとも1箇所には残ったという事ですね。  そう言えば、彼女のチキンもあの時が最初で最期です。 あれ以来何度も遊びに行っていますが、出てきた事がありません。 実は彼女も忘れていたりして? 結構同じ物が出る確率の高い家なのに、不思議。 今度聞いてみましょう。 もしも忘れていたのなら、是非オススメしなくては(笑)。

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