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濃厚トマトペーストを仕込む

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

シチリアと言えばトマト。
もう色々なお料理にトマトソースが登場して、私は少々飽きてしまいますが、みんなに愛されているトマトソース。

一口にトマトソースと言っても、水煮缶やフレッシュトマトで作るトマトソー、もう少し濃厚なトマトペースト、そしてシチリアには「エストラット」と呼ばれる、非常に濃厚なものがあります。
私はシチリアに来てから知った物で、フィレンツェには存在しませんでした。
今はどうかな?

先日投稿した記事に書きましたが、私の相方と友人が25Kgの完熟トマトを購入し、ソース作りをしました。

この日はまず作ったソースでパスタ。

その後、板の上にソースを広げ、天日干しで水分を抜いていきます。

広い庭を持つ友人、ありがたい

時々混ぜます。

板の間から水分がポタポタと落ちてくるし、これはお庭がないとできない作業。
相方は最初我が家のテラスでやろうとしたのですが、私が待ったをかけました。
テラスでは無理無理。

陽が落ちる頃、上に覆いを被せて屋根のある所へ移動させます。

で、翌日の朝再びお日様の下へ。
2日目の夕方にはこんなになりました。


でもまだまだなんです。
その後更に2日かけて水分を抜いていき、ここまで。


粘土のような感じになったら出来上がり。
これを消毒したガラス瓶に入れ、上からオリーブオイルで蓋をするようにしてから蓋をします。
しっかりと水分を抜いて、オイルでコーティングしてあれば、腐ることはありません。

これは出来上がりの半分ですが、1Kgくらい。
友人と半分こしたので、約2Kg弱の農耕ペーストが出来上がったわけです。
つまり、25Kgのトマトの9割以上が水分てことですね。

このペースト、野菜スープにもスプーンに一杯入れるだけで濃厚な味になりますし、コクが出ます。
母が生きていた頃、帰国のたびにこれを頼まれたっけ。
懐かしい。

これを使ってどんなお料理ができるのか?
私はまずイワシ団子を作ろうかなぁ。

今日のnoteさんからのお知らせはこちら。

明日又別の出し物を観にいく予定であります。

それにしてもあまり海へは行っていないわ。
年々行く回数が減っています。
車で5分で行かれるのにね。
家でお絵描きをしていることの方が多いです。

東北地方の皆様、台風大丈夫でしょうか?
心配ですね。

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